「今年のPixelは型落ち性能、周回遅れ」
そんな前評判を決定づけるデータが公開されてしまいました。詳細は以下から。
海外メディア「Rozetked」により、Pixel 9シリーズの実機でのベンチマークスコアが明らかにされました。
使用されたのはベンチマークの定番「AnTuTu（V10.2.5）」。結果は以下の通りです。
Pixel 9：1071616
Pixel 9 Pro：1148452
Pixel 9 Pro XL：1176410
AnTuTuスコア100万前後だった「Pixel 8」シリーズに比べると順当に性能は上がっているものの、120万を超える「Snapdragon 8 Gen 1」にすら及ばない結果となってしまった「Tensor G4」プロセッサ。
製造プロセスもiPhone 15 Proの「A17 Pro」や今後ハイエンドスマホがこぞって搭載することになる「Snapdragon 8 Gen 4」「Dimensity 9400」が3nmで作られているという状況で、4nmを維持しているようです。
もちろんベンチマークのスコアがすべてということはなく、Tensor G4は4nmでも最新の半導体パッケージング技術「FOWLP」を採用した「4LPP+」で製造されることでエネルギー効率が向上し、消費電力・発熱の面では従来より優れていると目されています。
しかし来年発売の「Pixel 10」がTSMCの3nmで製造される「Tensor G5」搭載と早くも明らかにされたこともあり、『最新なのに型落ち』という印象も出てくるPixel 9シリーズ。
今後、誰もが便利と思うようなAI機能が発表されたり大幅な値下げが断行されない限り、注目を集めることは難しいかもしれません。
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