Lightning端子の廃止や全モデルでの「Dynamic Island」搭載など、大きな変更があったにもかかわらずたびたび販売不振が取りざたされていた「iPhone 15」。
Huaweiが隆盛を取り戻しつつある中国では特に顕著でしたが、Appleの本拠地でもあまりユーザーの支持を得ることはできなかったようです。詳細は以下から。
米国市場の調査会社「Consumer Intelligence Research Partners (CIRP) 」が、最新のレポートを公開しました。
レポートは4~6月に販売されたiPhoneの内訳をまとめたもので、前年同期はiPhone 14シリーズが79%を占めていたのに対し、今年のiPhone 15は67%にとどまっているとのこと。
唯一iPhone 15 Pro Maxのみ前年同期の14 Pro Maxと同等のシェアとなっていますが、本来大きく落ちるべきiPhone 14どころか13、SEまで売上げを維持していることが分かります。
全モデルが最新のA18プロセッサを搭載するほか、Proにもテトラプリズム望遠レンズが採用される見込みの「Phone 16」を待っているユーザーもいるとは思われますが、考慮した上でも大きくシェアを落としていると考えざるを得ないiPhone 15。
そもそもスマホ市場でのiPhoneのシェアが減少している実情を考えると、高価格なモデルを魅力的に作るのはもちろん、なにより低価格な「iPhone SE(第4世代)」の早期投入が必要不可欠なのかもしれません。
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