THE BOHEMIANS「THIS IS POP!!!」発売記念ロングインタビュー、全曲解説からメンバーのプライベートまで【後編】



メジャー2ndアルバム「THIS IS POP !!!」を引っさげて初の全国ワンマンツアーを5月13日から開始するTHE BOHEMIANS(ザ・ボヘミアンズ)のロングインタビュー後編です。先日お届けした前編に引き続き、ニューアルバムの全曲解説や、これから始まる全国ワンマンツアーの話、それに以前読者から募集したボヘミアンズメンバーに聞いてみたい質問の数々を可能な限り掲載しています。

ザ・ハイロウズやスピッツ、そしてロックンロールの話に加え、彼らの出身地である山形県のコアな話など多彩な引き出しを持っているザ・ボヘミアンズ。今回のインタビューをきっかけにして彼らへ興味を持った人は、もうすぐ始まる全国ワンマンツアーのライブ会場に足を運んでみてはどうでしょうか。それでは、ロングインタビュー後編、スタート!

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【PV】恋はスウィンギン・イン・ザ・レイン / THE BOHEMIANS - YouTube


◆「THIS IS POP!!!」の全曲解説後半

B:では、7曲目“私のR・A・D・I・O”です。

ぱんだ:「れでぃお」じゃなくて「あーるえーでぃーあいおー」です。

B:そうだったんですか!?……これはボヘミアンズっぽい曲だなーと思いました。パワー・ポップで。

ぱんだザ・ピロウズっぽいよ。


B:歌詞も「Please Please Me」「in My Life」「キモちE」「キース・ムーン」「キース・リチャーズ」「ポール・マッカートニー」と詰め込みまくっています。ノリで一気にいったみたいな。

本間:ラジオがテーマだから、そういう歌詞。(ラジオから)流れてくるものっていうのはあるのかもしれません。ラジオっ子だったから。

りょう:おれはラジオ、スピッツ出た時くらいしか聴いてなかった。ミュージックスクエアはたまに聴いてたけど。

ほっしー:昔のラジオの方が絶対面白かったなっていう気はします。聴かなくなったしね。

りょう:ぱんだくんのいらなくなったテレビ、あれラジオ聴けんだよ。

ぱんだ:マジで!?J-WAVE聴けんの?おれのラジオが始まるからね(J-WAVE 毎週金曜深夜 24:00~28:00「TOKYO REAL-EYES」内のコーナー「SPEAK OUT!」を4月6日から平田ぱんだが担当中)。ロックばっか流すぜ、お前らに教えるために。

B:“私のR・A・D・I・O”では韻を踏みまくっています。これは勢いを重視したとかですか?

本間:えー?韻を踏んでいる……?どこ?(歌詞をチェックして)これに関しては、韻を踏むというよりは、日本の和歌的な言葉の並べ方と言いますか、日本語として書いた。韻を踏もうとは意識していないです。そもそも和歌にはそういう要素があるのかもしれません。

B:そして鍵盤が目立っていて気持ちいいです。

本間:うーんでも、これはギターの曲なのね。音的にはザ・ピロウズの「RUNNERS HIGH」みたいな。ピアノが入るのは自分の曲ではごく自然で。オルガンとギターがメイン。


B:作曲はどんな楽器を使ってやってます?

本間:鍵盤が一番多いけど、ギターも使う。その二つのどっちかです。ギターで作る曲と鍵盤で作る曲は、全くとっかかりが違うので。

ほっしー:これから先、ライブで演った時のお客さんの顔が浮かぶ曲だね。手拍子とかして欲しいです。

B:そして8曲目は“ジーン・ヴィンセントのTシャツ”。ザ・ハイロウズの解散にショックを受け、頭がおかしくなり自分達が跡をつぐしかないと決意したほどハイロウズマニアのボヘミアンズが、初めてハイロウズみたいな曲を出したなと思いました。

ぱんだ:これはね、エピソードがあんだよ。ビートりょうが去年「夏の魔物」に出た時に、ザ50回転ズを見ながら、お日様の下で、2秒で作ったんだよ。

りょう:まったくその通り。

ぱんだ:歌詞も全部一瞬で作ったって。

りょう:それね、最初は例えで言ってたんだけど、考えてみたらあの時に出来てたね。言葉も。

ぱんだ:すげえ良かったんだよ、その時の50回転ズ。確かに。

りょう:正午ぐらいだったよね、ギンギンに暑くて。

B:歌詞の「馬鹿野郎」だったり、「子ども」や「大人」とか、あと「無責任」を擬人法で使ってるとか。その辺りにマーシーの影響を感じました。

りょう:意識してません!

ぱんだ:意識はしてないけど、影響ってそういうもんでしょ。自然とね。

B:ところで、ジーン・ヴィンセントのTシャツは平田くんが持ってるんですか?

ぱんだ:はい。りょうくんも違うのを持ってるよ。

りょう:ジーン・ヴィンセント、エディ・コクランバディ・ホリーが一緒にいるやつ。そのTシャツを「夏の魔物」の時に着てたの。あと、最近スタイリストの人に用意してもらったやつもあったりして。

ほっしー:古着屋駆け巡って3枚くらい用意してきてもらったよね。


B:9曲目は“太陽観覧者”です。モータウン風のシャッフルビートで歌謡曲趣味が出ていますが……

ほっしー:これはりょうくんが“底抜け恋泥棒”って仮タイトルをつけて。

りょう:ザ・モーレツアタック40'sってバンドのアルバム名と仮タイトルがまったく同じだったんだよ。「太陽シリーズ」にしたかったから、そこから変えたの。本当はタイトルもXXにしなきゃ駄目だよね(笑)

B:アウトロのカエルみたいに甲高い声はどうやって?

りょう:あれは単純にマイクに口を近づけて歌ってるだけ。

B:10曲目“THE BIKE”にいきます。これは「THIS IS POP!!!」では珍しく夏の歌になっていますね。メンバーにバイク乗りはいるんですか?

ぱんだ:全員乗るよ。

りょう:全員バイカーです(笑)ツーリング行ったり。ぱんだくんはこの間まで実際に移動してたよね。おれも学生時代に持ってた、皆は車に乗ってたけど。ぱんだくんと山までスクーターで行ったり。

ぱんだ:あの頃は山で遊んでたんだよ、山しか遊ぶところないから。街がショボいから山の方が楽しかった。ふたりともスクーターに乗って西蔵王に「このお!ブーン!!」みたいな。60kmでね。「青と緑の真ん中」じゃん。学生時代は最高だったよ。ボヘミアンズ以外がつまらなすぎたから、今もこうして続いているわけです。

B:やはりボヘミアンズ結成前夜の美しい日々を歌っていると。

ぱんだ:間違いないね。


B:ところで、THEから始まってSで終わる「バンド名タイプ」の曲名が多いボヘミアンズですけど、何故“THE BIKES”にはしなかったんですか?

りょう:いや、“THE BIKE”は加藤ひさしの……ザ・コレクターズの前身バンドからだから。

ぱんだ:2番の「正宗真理」が草野マサムネ杉真理。それと加藤ひさしで、ビートりょうの3大ロッカーがこの曲には入っているんだよ。まさに、あの頃憧れたものの名前を入れてしまったと。

B:それに関連して、りょうくんは公式サイトの「人生の名盤5選」にスピッツの3rd「惑星のかけら」を選んでますし、ベストライブにも岩手のライブを挙げています。BARKSさんの連載でもスピッツについて書いていました。あと本間くんも人生の名盤に「名前をつけてやる」を選び、好きなバンド5選にもスピッツを挙げています。メンバー全員がスピッツ大好きなボヘミアンズ、ここで読者からの質問です。メンバーそれぞれのスピッツの好きな曲を教えてください。

ぱんだ:おれらスピッツが音楽の目覚めなわけじゃん。ちょうど、おれらがスピッツを好きになった頃に生まれた子たちがボヘミアンズのファンなんだよ。1994年とかそのくらいに生まれた子たち。だから(彼らは)スピッツを知らないに近いんだよ。だからオススメを挙げると、アルバムは1st、2nd、「ハチミツ」とか。曲なら“恋のうた”、“僕の天使マリ”、あとは“ロビンソン”かな。初めて聴いてガーンッときたのが“ロビンソン”だから。

りょう:“スパイダー”ですね。

スピッツ スパイダー PV - YouTube


本間:“胸に咲いた黄色い花”。

ジャン:“バニーガール”。

ほっしー:“スカーレット”と“僕はジェット”。“僕はジェット”にはすげえ思い入れがある。大学1年の時にがんばって練習してたから。普通に好きなのは“スカーレット”。

ぱんだ:“渚”も好き。何でも良いよ。好きになって、新曲をドキドキして待ってたのが唯一“渚”なのね。CMソングだったの、ポカリか何かの。

りょう:違う!「ポッキー四姉妹物語」だ。テメエ、コノヤロウ。

全員:(笑)

スピッツ / 渚 - YouTube


本間:でも、おれもスピッツくらい発売日を待ち遠しく待ってたのは無かった。“スカーレット”が初登場1位を取った時に、もう、嬉しくてしょうがなかった。

B:では、11曲目“THE LENS”。これは「I WAS JAPANESE KINKS」発売時に購入特典として配られたCD-Rに収録されている“メガネくんのレンズ”の改良版なわけですよ。

りょう:そうだったんだ。それ、今まで忘れてた。

B:“メガネくんのレンズ”を聴き返してみましたが、ボヘミアンズは昔の曲を改良する時に結構歌詞を変えてくるのに、これはほぼ原曲と同じままで驚きました。あと、この曲は何となくピロウズっぽい雰囲気も感じます。「君は僕の事何もしらない」とか。

本間:えー?

ほっしー:「LITTLE BUSTERS」感はある。

ぱんだ:エモいよね。

B:そして、イントロからザ・ストーン・ローゼズみたいなギターリフだなーと思って聴いていたら……

ぱんだ:あれはストーン・ローゼズ再結成記念。あんまり遊んでないでしょ、このアルバム。だから最後ぐらい遊ばせてよと。

The Stone Roses - I am the Resurrection (audio only) - YouTube


B:なるほど、確かにボヘミアンズの魅力の一つは引用の上手さだと思います。そして、アウトロから“i am the resurrection”に入っていった後に、平田ぱんだ初めてのラップです。これには驚いたという人も多いのではないでしょうか。

ぱんだ:やめときゃよかったのに(笑)いや、笑わせようとしたんだよね。なんか恥ずかしくて(自分では)聴けないね。

B:フロウがK DUB SHINE風でしたが。

ぱんだ:あの人はパイオニアだから、素人がラップすると、あのやり方になるんだよ。彼が最初のお手本じゃん。

B:日本語ラップはよく聴くんですか?

ぱんだ:はい。

B:他の皆は聴きますか?

りょう:あんまり聴かないけど、平田くんからザ・ブルー・ハーブを聴かされたことがある。

ほっしー:おれは好きで、K DUB SHINEのライブとか行ってました。超面白いよ。

本間:おれもブルー・ハーブを聴かされて……

ぱんだ:好きになってくれた唯一のメンバーだよ。でも、おれは、初めて行ったライブ、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDだから。

B:ところで、このストーン・ローゼズの引用部分に曲名はあるんですか?

ぱんだ:……サービスタイム。

B:(笑)では、次のアルバムの最後にも何かしらのオマケがあると期待しています。

ぱんだ:クドくなんないようにやるよ、多分。

B:ちなみにストーン・ローゼズは、ほっしーが好きなバンド5選に挙げ、平田くんが名盤5選にあげています。今年、皆さんはフジロック・フェスティバルに行って再結成ライブを見るんですか?

ぱんだ:もーちろーん。今年の夏の楽しみだよ。超楽しみ。

りょう:全員一緒に行きます。

◆全国ワンマンツアーやライブの話あれこれ

B:アルバムリリース後最初のライブは4月28日のARABAKI ROCK FESTです。アラバキに行ったことある人は?

本間:今と違う会場でやってた2005年くらいに、りょうくんと二人で行ったよ。

りょう:おれ、あの時楽しかったんだ。最後、ハイロウズを見た後の、オオトリが清志郎だったんだよ。で、ヒロトが清志郎のステージに上がって……。唯一見た清志郎のステージだし。

ぱんだ:アラバキはおれたちにとって初フェスに近いから。会場がいっぱいあって、お客さんが見たいのを選ぶって意味で。楽しみだよ。

本間:初めて遊びに行ったフェスでもあるし、本当に楽しみ。

B:5月3日には恵比寿にあるLIQUIDROOMでのイベント出演が決まってます。この会場も初めて?

ぱんだ:初めて。リキッドでいつも、とあるやつを観てましたから。あのステージに立つのかって感じだよ。ついにLIQUIDROOMに立つ日が来ました。

B:そして、チケットが売れているという噂の全国ワンマンツアーが、ついに5月13日から始まリます。前回ツアーの渋谷や大阪でのワンマンでは2時間半近いロングセットでしたが、今回のワンマンツアーではどうなりますか?

ぱんだ:前は、発表している曲を全曲やる最後のチャンスだったから。今度は詰め込み過ぎないよ。逆に、曲を少なくすることで完成度を高めた方が(お客さんに取っての)サービスでしょって考え方。

B:以前とは違い、最近のライブではお客さんが一緒に歌うようになりました。

ぱんだ:あれは良いよね、自然とそうなった。大阪ワンマンで初めて“おぉ!スザンナ”をファンが歌い出したんだよ。ビックリした。

りょう:いや、ツアーの初日に“ロックンロール”を歌ってたよ。

ほっしー:メジャーに行って初めてのツアーで、自然とそうなってた。

ぱんだ:嬉しいよ、あれは。感動した。

ほっしー:客が歌うバンドって少なすぎるから。イギリスのバンドのライブなんて皆歌ってるじゃん。

りょう:ギターのイントロとかまで歌ったりしてね。

ほっしー:あの感じを、ボヘミアンズはどっかで叶えようとしてる。

ぱんだ:良いよね。おれの人生ベストライブの、レディオヘッドの“Creep”。あれも全員大合唱で全身がシビれた。スゴかった。……全国ワンマンツアーでは、おれが歌わなくていいくらい(皆に)歌って欲しい(笑)

Radiohead - Creep (live SummerSonic, MTV, 2003) - YouTube


B:ちょっと脱線しますが、現在の海外ロックシーンについてどう思います?

ぱんだ:しゃね(「知らない」の山形弁)。ほんと、しゃね。一応買ってはいるよ、Team MeとかGROUPLOVEとか。やっぱね、ギターがロックンロールじゃないんだよ。楽しいっちゃ楽しいんだけど。海外も、もう何年もずーっとロックンロールは流行ってないからさ。やだね。

ほっしー:視聴して買った時の高揚がないよね。家に帰って冷静に聴いた時の感動がない。

ぱんだ:あと、店に行って「いま判断しなければならない」っていう切羽詰まった感じがないから。YouTubeで視聴するじゃない?家で気軽にボーっとしてたら入り込んで聴けないから。あの、YouTubeでの視聴文化はヤバいね。そろそろYouTubeにPVを全部上げるのはやめた方がいいっしょ。次から上げなくていいかも。

◆読者からの質問コーナー

質問:ボヘミアンズの衣装はいつもかっこよくて、リバティーンズみたいな赤い軍服(?)などありましたけど、毎回コンセプトは決めているのですか?それは皆さんで話しあって決めているのでしょうか?(mai)

ぱんだ:決めてない、自分の好きな格好を決めているだけ。一応ね、今回はスタイリストの方が初めてついて、80年代がテーマとなったけど、そんなものはあってないようなものだ。

りょう:結構好きなもの着てるよね、昔から。

ぱんだ:前回はおれのやつと千葉くんのだけ衣装を作ってもらって、他の人は自分で買ってきた私服。実は私服なんだよね、おれの軍服だって私服だもんな。私服として買ったものだもん。


本間:鍵盤柄のネクタイだけ作ってもらいました。

質問:平田ぱんださんを中心に、とってもおしゃれで独特な格好をしていらっしゃいますが、ステージ衣装へのこだわりはありますか??また、皆さん私服はどのような感じなのでしょうか?

ぱんだ:デーハーでお洒落。メイクだってお洒落でしてまーす。私服も変わんないね、普段からメイクしてる。メイクはもうお洒落の一環、男の子も普段から恥ずかしがらずにメイクした方がいいぜ。パンクスとか普段から(メイクを)普通にしてんじゃん。あれが当たり前のようになればいいのに。

質問:平田さんが着ているTシャツはいつも首周りがいい感じですが、ご自分でカットされているのですか?いい感じにカットする方法があれば教えてください。

ぱんだ:失敗を恐れるな、上手くいくかいかないかはその時。

質問:ビートりょうさんに質問です!オススメのブランドなどあったらぜひ教えて頂きたいです(^^)

ぱんだディオ・ブランドー

りょう:ジョジョでしょ?……うーん、無いっすね。ナイキ?

ほっしー:(笑)りょうくん、ナイキ感まったく無いから。

りょう:ブランドとかこだわってネェんだよ。こだわって“ナイ”キってことで(笑)

質問:いつもお洒落な服を着ているみなさんですが、どこで服を購入しているのですか!?(ふじむー)

ぱんだ:好きな店。カッコいいの。

ほっしー:高円寺とかおれはよく行きます。

本間:山形帰った時に「スクワット」行く。ツアーで行った街の古着屋で、良いのがあったら買う。

ぱんだ:でも常に買ってるわ、服は。

ジャン:渋谷に仕事で来たついでにって事はあるね。

質問:おしゃれ番長は誰ですか?(さくら)

ぱんだ:おれ。


りょう:名乗ってるからね、もう。

質問:THE BOHEMIANSメンバーのみなさんはとても個性的なお名前ですが、なんて呼べばいいのかいまいちわかりません。これで呼ばれたい!というあだ名などはありますか?

ぱんだ:ぱんだ。

ジャン:ジャン。

りょう:りょうくん。

ほっしー:おれは何でもいいっす。

ぱんだ:(すかさず)ほっしー。

本間:おれも3つに切れるからどれでもいいな。

ぱんだ:(すかさず)先生。

ほっしー:言いやすいのがいいよね。

ぱんだ:でもおれは苗字で呼ばれるの嫌だわ。ステージいるとき。

質問:皆さんはメンバーのこと、それぞれなんて呼んでるでしょうか!?気になって昼寝が出来ません!(サキ)

ぱんだ:そのまんま~。

りょう:いま言ってたやつだね。

質問:メンバーのみなさんは、それぞれ幼なじみだったり同級生だったりですが、プライベートも一緒にみなさんで、遊びにいかれたりするんですか?(417*シイナ)

全員:します。


ぱんだ:5人で遊ぶ。ライブとか映画とか。

りょう:カラオケ。プリクラ撮ったり。

ぱんだ:まあ、スタジオが遊びみたいなもんだからね。

質問:皆さんは学生時代にバンド以外に何をされていましたか?(河村桃子)

ジャン:演劇やってました。

りょう:学校行ってた(笑)

ぱんだ:おもしれーことしてない。

ほっしー:おれと千葉は高校の時に別のバンドを一緒にやってたね。

質問:バンドをやってなかったら今ごろ自分は何になっていたと思いますか?(さくら)

ジャン:役者、俳優!

ぱんだ:おれは別に……生きてない。

りょう:山形にいる気がするなあ。

ほっしー:おれの実家はサクランボ作ってるので、やりたい事がなかったらサクランボ農家を継ごうと思った事もある。

本間:CM作ってたと思う。CMとかコピーライターとか広告系の仕事に興味があった。一回就職してるしね、印刷業界に。


質問:ボヘミアンズの皆様は映画がお好きなようですが、ボヘミアンズのメンバーで映画をとるならどのような映画をとりますか?立ってるだけで素敵なボヘミアンズなら、とってもいい映画ができそうです。

ぱんだ:エログロナンセンス。

ジャン:「ハード・デイズ・ナイト」みたいな。

質問:好きな本はありますか?以前の連載でジャンさんは読書がお好きだと拝見しましたが、他の皆さんも是非、教えていただきたいです。

ジャン向田邦子さんが好きですね。

本間(江戸川)乱歩

ぱんだ:本読まない。

りょう:しいて言えば(中島)らもとか。たけしの本。

ほっしー:陰謀論とかの本が好き。「国家によってビートルズは作られた」みたいな(笑)

本間:おれは雑誌が好き。特集が好きな時に買うよ。実際はBRUTUSばっかだけど。

ジャン:BRUTUSは良いよね。

質問:バイセクシャルというのは本当ですか?

ぱんだ:本当。イエス!

りょう:残念ながら本当です。


質問:“ロックンロール”の時に、ぱんだくんとりょうくんがキッスするのはなぜなんですか?いつからそんなラブラブになったんですか~?教えてくださいな。(まめちゃ)

りょう:気づいたらそうなってたんだよナァ。

ぱんだ:出会った頃から愛し合ってて。でも世間の冷たい風が厳しくて、表では堂々とできないから、ステージの上でパフォーマンスと称してやってます。パフォーマンスじゃないと、最近させてくれなくて……

質問:ボヘの中で一番モテるのは誰ですか? 

全員:ほっしーでしょ。


ぱんだ:いや、違うな。ジャンだな。

ジャン:いや、おれはモテない、本当に。

本間:モテるっていうのもいろんな種類があるから。

ジャン:ほっしーでしょ。

りょう:まず(大体の人は)言うじゃん。「ほっしーカッコいい!」って。

ぱんだ:(二人を指しながら)このどっちか。リズム隊の。

質問:メンバーの皆さんで1番愉快な人は誰ですか?

ぱんだ:愉快?ほっしーじゃない?

質問:みなさん山形県出身のようですが、5人で会話しているときなんかはやっぱり方言や訛りがでるものですか?(ハローえり)

ぱんだ:出ね。

りょう:元から出ない人が多い。でもほっしーと喋ってると訛るよ。

ほっしー:おれは出さないつもりでいるんだけど、出る。

本間:極稀に出るよね。

ジャン:たまに出るけども、基本は東京の言葉で話してます。

質問:地元がガタ山ということですがリナワールドに何か思い出はありますか?

りょう:カツカレーを生まれて初めて食ったのがリナワールドだった。あの時は「カツカレーウマイ!」ってなった記憶があります。

質問:私はボヘのファンクラブが発足したら「THE BOHEMIANSと行くリナワールドへの旅!」て旅行が企画されないかなと夢見ているのですがいかがでしょう?

ジャン:おれらと行ってもねって感じだけど(笑)

ほっしー:チャリで行くときの坂が辛かった思い出がある。

ジャン:おれ、プールの排水口みたいなのに足をとられた記憶が……。小さい頃、地域の子ども会のイベントで。

りょう:暗い暗い!(笑)

本間:「マイナス20度の部屋」とかあったよね。半端な3D小屋もあったし。そうだ、空中自転車を漕いでる時が一番楽しかった。空を飛んでるみたいで。

ぱんだ:逆さになるやつあるじゃん。あれ、初めて乗った時に死ぬかと思った。

質問:私はボヘミアンズのファンになって、5人の出身地である山形県が大好きになりました!そこで皆さんが思う、ボヘファンならこれ知っといた方が良いよという山形情報(山形弁等)がありましたら教えてほしいですッ!

本間:赤湯の龍上海でしょ。

りょう:西蔵王公園。何だかんだで連れて行ってもらってた。

ほっしー:後は……滝不動(心霊スポット)。笹谷トンネルにも幽霊出るっていう。

本間:それ言わないほうがいいよ(笑)

ぱんだ:でも西蔵王公園はガチだね。

質問:メンバー1大食いなのは誰ですか!?

ほっしー:本間だね。

ジャン:皆が食いきれなくて残したものをちゃんと食ってくれる。

本間:うん、全部食う。一回の食う量が多いね。

りょう:でも一日に何回も食わない。

本間:食わない時は本当に食わないし。腹が減ったらしこたま食う。

質問:メンバーの皆様は、年齢非公開ですが何歳なんですか?

ぱんだ:精神年齢は18です。そことギャップを感じるので、あんまり言わないようにしています。

質問:喫煙者はいますか?(さくら)

本間:3人吸ってて、後の2人は吸ってません。

質問:(平田さんは名前がもうぱんだですが…)メンバー若しくは自分を動物に例えると?(ギャグ・ウォーめぐみ)

本間:全員ネコ。

りょう:ネコとは言えるね。

ほっしー:千葉はキリン。

ぱんだ:おれもキリンって感じしたわ。

ジャン:首が長いからでしょ?ひ、ひどい……(笑)

本間:それはキリンに失礼だ。


質問:本間ドミノ先生へ。麗しのグッドルッキングガイとGoodmusictime!!について。ドミノ先生が作られた曲は、平田さんに歌ってもらいたくて作った曲たちですか?それともご自身が作りたくて作った曲、あるいは出来上がったから提示した…といった曲たちなのですか?もしくは、こんな曲作って。と言われて作った曲とか…

本間:平田くんに歌って欲しくて……?うーん、自分がただ作りたくて作った曲を提示したのかな。歌い手がどうとかは意識してない。

ぱんだ:むしろ、私が気に入った曲を、私が歌ってますという感じです。本間ドミノ先生から提示された曲の中から、平田ぱんだが好きなのを選んでる感じ。

質問:「憧れられたい」6曲目の「Goodmusictime!!」に関して質問です。曲の合間に雑音のような音が聴こえるのがすごく好きです。どうやって録っているのか知りたいです。

ぱんだ:レストラン行ったんでしょ?

ジャン:洗い場の近くだったから皿の音が大きいんだよね。

本間:小さい店のイメージだから、実際に小さい店に行って環境音を録ってきました。

質問:「I WAS JAPANESE KINKS」の7曲目“私の家”が密かに好きです。全体的に少し悲しい感じがするのですが、あの曲が作られた背景を是非教えていただきたいです。

ほっしー:お婆さんが一人残されたっていう話だよね?

ぱんだ:いやいや、爺さんが先に死んじゃって、婆さんがワイン飲んでるってだけ。静かな曲だよ。

ジャン:先立たれた未亡人の歌。

ぱんだ:でも、暗い曲じゃないよね。背景はしゃね。

質問:曲はどうやって作っているんですか?歌詞はどういう風に考えて作っているんですか?

ぱんだ:ノーコメント。30年後くらいにバラすよ。

質問:どうしてロベレッツのサビコールは「さわお」なのですか??(417*シイナ)

ぱんださわおが好きだから。録ってる時に地震が起きて、悲しくなったから「さわおさん、(思春期の頃のように)助けてくれよ!」って意味を込めてやりました。

質問:ロックンロールを聴き始めるに当たって、これは外せない!っていうバンドやミュージシャン、またはレコードを教えてください!(さくら)

ぱんだ:チャック・ベリーに決まってるだろ。

りょうザ・フー

ぱんだ:チャック・ベリー、リトル・リチャード、エディ・コクラン。

質問:ビートりょうさんは、ギター何本位持ってますか?

りょう:6本で。自分のじゃない、けどおれの家にあるってのもあるから。昔から持ってるのを長く使ってます。今回のアルバムでは4本ぐらい使いました。

質問:私はごく普通の女子高生なんですがりょうさんに憧れてます、りょうさんみたいなギタリストになりたいです。女子でもロックンローラーになれますか?

りょう:なれます。以上。

質問:りょうさんはギター始めたころ、どんなことをしていましたか?私は独学なんですが、何をすればいいでしょうか?

りょう:鏡の前で憧れのギタリストの真似をする。むしろ、それしかしてなかった。

質問:THE BOHEMIANSと対バンしたいです。私の夢の1つです。どうすればできますか?(ハローえり)

ぱんだ:別にタイミング合えばいつでもやるよ。

質問:思い出深い一曲をエピソード付きで教えてください。(ギャグ・ウォーめぐみ)

ぱんだ:“おぉ!スザンナ”。この5人で一番最初に録った曲がスザンナなんだよ。その時のバージョンが奇跡みたいに良い。

The Bohemians / おぉ!スザンナ - YouTube


質問:私は、“夢と理想のフェスティバルに行きたい”が題名からして、凄く好きです。題名は皆さんで相談しているのですか?

ぱんだ:ノーコメント。

質問:ロックンロールのなかのロックンロールとはなんですか?

りょう:でかッ!(笑)

ぱんだ:そのまんま。ロックンロールです。

質問:ビートルズで1番好きな曲はなんですか?

ぱんだ:1番好きっていうのは無理があるよね。いま思いついたやつなら……

りょう:おれ最近、“レディ・マドンナ”。

The Beatles - Lady Madonna - YouTube


ぱんだ:普通に“ストロベリー・フィールズ・フォーエバー”でいいや。

ジャン:「リボルバー」の中に入ってる“ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア”。

ぱんだ:やっぱおれ、“ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン”。

本間:“ラヴリー・リタ”。いまね、いまの気分。

ほっしー:平田ぱんだから命名されたから“ドント・レット・ミー・ダウン”が好きです。

質問:今後カバーしたいスタンダードナンバーなどはありますか?(さくら)

ぱんだ:“恋はあせらず”、“ブレイクアウェイ”、“Shout! Shout!”。あと“ロール・オーバー・ベートーヴェン”かな。“サムシング・エルス”とか。

りょう:おれはね、無理だとわかってるんだけど、“ババ・オライリー”を日本語にしてやりたかった、ずっと。20代のうちに。

Rocky Sharpe & The Replays - Shout, shout (Knock yourself out) 1982 - YouTube


質問:ツアーで色々と地方を周っていますが、1番食べ物が美味しい所はどこでしたか?

ぱんだ:札幌?

ほっしー:おれは金沢だけどね。刺身とか鍋。

りょう:高松のカレーうどんが美味しかった。

本間:一番ていうのは無いよね。それぞれ名物の美味いものを食ってるから。

りょう:また広島の鉄板焼きに行きたいな。

本間:各地の食い物をすぐに思い出せる。どこ行っても美味しいものは絶対あるよ。

りょう:すげえ(食い物の)写メが溜まってるっていう(笑)

質問:いつも楽しくLIVE見させていただいてます。LIVEの後の打ち上げではどんな事を話していますか?お客さんの話とかはしていますか?(MAKI)

ぱんだ:お客さんの話はするね。

ほっしー:こういう人がいたとか。

りょう:あんまり演奏の反省話にはならない。

ジャン:ステージから結構お客さんの顔が見えるからね。すげえノリノリだった人がいたとか。


質問:地方に行った時によく行く場所とかあれば教えてください。(MAKI)

ほっしー:レコード屋と服屋。

本間:海があれば、海。

質問:ツアーで移動中のバンドワゴンの中はどんな様子ですか?寝て体力温存って感じですかね?(ハローえり)

りょう:心理テストやってたね(笑)

ほっしー:ぱんだくんがとんでもない回答したっていう。

りょう:サイコパス気質がヤバかった(笑)

本間:まあ、でも(運転席から)後ろを見ると、全体の半分ぐらいは寝てるね、皆。7:3くらいでおれが運転してるから。

ぱんだ:おれが2番目に運転する。ほっしーは0.5%くらいやるよ。

本間:あと音楽は爆音だね。

ぱんだ:やっぱイヤホンとかで聴くよりも爆音でバーンってやった方が楽しいし。選曲は助手席の男が決めんの。

ほっしー:それぞれCDを持ち寄って。

りょう:大体持ってきすぎて余るんだよ(笑)

本間:持ってきたCDで、その時の旅の雰囲気が決まるよね。一時期、岡村ちゃんしか流れなかった時あったりしたから(笑)

りょう:岡村靖幸を聴くと金沢とかの道を思い出すもん。ぱんだくんが持ってきたんだけど(笑)でも、皆が持ってくるから、普段聴かない音楽が聴けるのはいいよね。

ほっしー:ある意味、試聴会みたいになってる。基本、音楽が流れてるから。

質問:学生のうちに、「これだけは やっておけよーう!」あったら教えてください!(417*シイナ)

ほっしー:ライブは観ろ!って思うよ。臆せずに絶対行ったほうが良い。

ぱんだ:面倒くさいことは全部やった方が良いよ。

りょう:若いうちには、ひどい目にあった方が良い気がする。あといっぱい音楽聴いた方が良いね。

ほっしー:好きだと思ったらもう、突っ込んでいかないと。

ぱんだ:極限まで楽しい事ばっかやって。

質問:カレーの隠し味には何か入れますか?私はかつおだしの粉末を入れます。

りょう:生姜ってわりと入れるかな。

ほっしー:チョコレートとか入れたりする。玉ねぎは絶対飴色になるまで炒めるけど。

ジャン:カレーは色々こだわっちゃうかな。

ほっしー:「ZEPPIN」ていうルーはすげえ美味い。ルー選びはある。

ジャン:やっぱ「バーモントカレー」が美味いと思う。

本間:「ゴールデンカレー」。

質問:各々の個性的なキャラクターはいつできあがったのですか?とりいれたスタイルやアイテムは永久不変なのか、それともこれから進化し続けていくのか気になります。

ぱんだ:勝手に、元々。進化もなにも、普通だから。

質問:大物になったら髭をはやすといっていましたが、たれ目やヒラヒラや帽子をいつまでも見続けたいです。

ぱんだ:おれは空気を読むから、君が(髭を)生やして欲しいって思った頃には絶対生えてる。君が望んでいるから、おれは今キラキラしてるの。

質問:平田ぱんださんは、人生で何回位リアルパンダを見たことがありますか?

ぱんだ:そんな事聞いてどーすんの?……3回ぐらい。

りょう:普通~(笑)

質問:明るい村の、終わらないダンスのフレーズがバラライカと聞こえるのは私だけでしょうか?

りょう:ビートりょうには聴こえるよ。

<終>





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