世界で最も「グラムあたりの単価」が高い物質ベスト16

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世界で一番高いものは何でしょうか?芸術品から株まで様々なものさしがありますが、グラムあたりの値段で調べるとこんなことになっていました。詳細は以下から。

海外のサイエンス系ニュースサイト、Science Dumpによると、世界で最も高価な物質のベスト16は以下のとおり。全て1グラムあたりの値段で計算されています。

第16位 サフラン 約1100円/g

アヤメ科の多年草の名前でもあるが、ここではそのめしべを乾燥させた香辛料をさす。ヨーロッパや中近東、インドでは欠かせないスパイスである他、生薬として番紅花の名前でも流通しており、鎮静、鎮痛、通経作用がある。

第15位 約5700円/g

原子番号79の元素。元素記号は Au。有史以前から人類に利用されてきた最も有名な貴金属。装飾品や工業用品として使用される他、富と権力の象徴でもあり、金本位制として経済システムを裏から長く支えてきた物質でもある。展性と延性に優れ、1gで数平方メートルまで伸ばすことができる。

第14位 ロジウム 約5900円/g

ロジウムは原子番号45の元素。元素記号は Rh。レアメタルであり、排ガス制御の触媒として使われる。めっきにも使われ、銀やプラチナ、ホワイトゴールドなどの装身具の着色、保護用として多用される。

第13位 プラチナ 約6100円/g

白金は原子番号78の元素。元素記号は Pt。希少なレアメタルで装飾品に使用される他、科学的に非常に安定であるため、触媒として自動車の排気ガスの浄化などの多方面で使われており、燃料電池への利用も行われている。

第12位 メタンフェタミン 約10000円/g

1893年に日本の薬学者・長井長義が合成した覚醒剤。第二次世界大戦中には士気向上や疲労回復のために神風特攻隊を含む航空機の搭乗員や軍需工場の労働者に使用され、戦後はヒロポンの名前で販売された。現在は厳しく規制されている。

第11位 犀角 約11000円/g

古くから漢方薬として使用されてきた犀の角。現在サイは絶滅のおそれがあり、ワシントン条約で保護されているため市場にはほとんど出回っていないが、密猟も多く問題になっている。

第10位 ヘロイン 約13000円/g

アヘンに含まれるモルヒネから精製される「ダウナー系」と呼ばれる麻薬の代表格。非常に強い依存性を持ち、世界各国で厳しく規制されている。

第9位 コカイン 約22000円/g

コカの葉から抽出され、精製される「アッパー系」に分類される麻薬の一種。粉末状で、ストローなどを使って鼻腔から吸引(スニッフィング)される。欧米のクライムムービーなどでよく鼻から吸っているドラッグはこれ。

第8位 LSD(リゼルグ酸ジエチルアミド) 約30万円/g

1943年4月16日スイス人化学者アルバート・ホフマンによって幻覚剤として発見された物質。1960年代のヒッピー・ムーブメントの中でティモシー・リアリーらが「Turn on, Tune in, Drop out」のスローガンのもと、LSDによる意識革命を推し進めようとし、サイケデリックアート誕生の元ともなった。「Lucy in the Sky with Diamond」の略ではないので注意。

第7位 プルトニウム 約40万円/g

原子番号94の元素である。元素記号は Pu。アクチノイド元素の一つ。放射性元素であり、核兵器の原料や、プルサーマル発電のMOX燃料などに使われる。原発の高レベル放射性廃棄物に大量に含まれており、半減期はプルトニウム239の場合約2万4000年と非常に長く、最終処理場建設に際し大きな問題となっている。

第6位 ペイン石 約91万円/g

1950年にイギリス人鉱物学者で宝石商のアーサー・ペインによってミャンマーで発見された非常に希少な宝石。長年3つのサンプルしか見つかっていなかったが、現在ミャンマー北部を中心に多くのサンプルが発見され始めている。

第5位 ターフェ石 約200万円/g

1945年にリチャード・ターフェが宝石商から買い上げた多数の原石の中から発見された宝石。非常に希少で近年まで数サンプルしか見つかっておらず、現在でも最もレア度の高い宝石のひとつ。

第4位 トリチウム(三重水素) 約300万円/g

質量数が3の放射性同位体。最も毒性の少ない放射性核種とされ、核燃料としての研究も行われているが、コストの面から非常に困難とのこと。福島第一原発事故の影響で深層の地下水からこのトリチウムが4700ベクレル検出されたことは記憶に新しい。

第3位 ダイヤモンド 約560万円/g

言わずと知れた宝石の王様。現在確認されている中では天然で最も硬い物質。宝飾品としてはもちろん、工業用としても多く用いられている。

第2位 カリホルニウム – 約27億5千万円/g

原子番号98の元素。元素記号は Cf。アクチノイド元素の一つ。超ウラン元素でもある。超小型原子爆弾の制作に用いる研究がされていたが、あまりにも高価なため現実的ではない。

第1位 反物質 – 約636兆円/g

質量とスピンが全く同じで、構成する素粒子の電荷などが全く逆の性質を持つ反粒子によって組成される物質。自然には殆ど存在せず、そのため反物質を得るには粒子加速器を使うなどして一から生成する必要がある。

ということで、貴金属、宝石、違法薬物、放射性物質などが上位にランクインすることになり、堂々のトップは反物質。現代でも反粒子がせいぜい数万個生成というレベルなので1gという量になるとぶっちぎりで天文学的な額になってしまいました。

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