これまでもメッセージ性の強いMVを発信し続けてきたWORLD ORDERから新曲「LAST DANCE」のMVが12月7日に発表されました。タイミング的にも非常に意味深です。
須藤元気の率いるエレクトロポップな音楽性とスーツに身を包んだ7人のロボットダンスで世界中にファンを持つWORLD ORDER。先日BUZZAP!でも東京オリンピック開催決定直後に発表されたMVを紹介しましたが、今回は日本中で大きな話題となった秘密保護法可決の翌日と、再び意味深です。
今回の「LAST DANCE」では東京都内と神奈川、静岡、茨城などでロケを実施。東京電力本店前から始まり、経済産業省、脱原発テント、富士山、東海村、そして日本のテレビでは今もほぼ流されないあのシーンの映像。「管理された 静けさで 完全に 世界止める」という歌詞。
非常に政治的に強いメッセージ性に満ちながら、音楽性もダンスパフォーマンスもこの上なく秀逸。2度見すること必至です。
WORLD ORDER LAST DANCE - YouTube
秘密保護法に対しては音楽家を含む表現人から強い反対の声が上がり、ほぼ12000人が賛同していますが、須藤元気も自身のTwitter上で
特定秘密保護法案は強行採決で可決されたね。最後の踊りのときだ。
— 須藤元気 Genki Sudo -u (@genki_sudo) 2013, 12月 5
と発言しており、このMVとの関連を感じさせます。これからの時代、アーティストがどう表現していくのか、非常に大きな示唆と言えそうです。
他のWORLD ORDERのMVは以下のリンクから。
WORLD ORDER - YouTube
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P-VINE RECORDS (2010-07-07)
売り上げランキング: 1,986
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