NASAの地球観測衛星テラ(Terra satellite)が2011年の12月26日にアフリカ大陸の南岸で巨大な海中の渦を撮影していたことが明らかになりました。海に浮かび上がる青い巨大な渦はまるで別の惑星の光景のようです。
この渦の全長は150km、東京から下田までの直線距離に相当します。この渦はアフリカ大陸何東岸から南アフリカ沖へと流れこむ巨大なアグラハス海流(Agulhas Current)から別れたアグラハス渦と呼ばれる渦で、反時計回りに回転しています。
この渦には危険な異常現象ではなく、深海底からいろいろな栄養分を海面付近まで巻き上げ、生態系をより豊かにしていくものだということ。宇宙に出て初めてこのように見ることができましたが、地球の生態系を支える自然現象のひとつと言えるでしょう。
・関連記事
太陽表面で地球をまるごと飲み込むほどの巨大竜巻が撮影される BUZZAP!(バザップ!)
人類に起因する地球温暖化は起こっておらず、むしろ今後寒冷化するという予測が出される BUZZAP!(バザップ!)
再生可能エネルギーの展望を描いたドキュメンタリー「第4の革命」レビュー BUZZAP!(バザップ!)
NASAが地球の超高解像度写真を公開、自分が無数の塵のひとつだと理解できる内容に BUZZAP!(バザップ!)
シベリアでマンモスらしき大型動物が急流を渡る動画が撮影される BUZZAP!(バザップ!)