いなばのタイカレー缶の衝撃から3年、ついにニッスイまでもが参入し、2011年には世界美食No.1に選ばれた「マッサマンカレー」を発売。どんなお味になっているか早速試食してみました。
マッサマンカレーとはタイ南部のイスラム教徒が多く居住するエリアで主に食べられているカレー(ゲーン・マッサマン)のこと。これまで紹介してきたタイカレーは唐辛子の辛さが前面に出てきていましたが、こちらはちょっと違います。
現地でのマッサマンカレーはクローブ、カルダモン、シナモンなどの、インドカレーのマサラにも使われるようなスパイスが多用されている上に、ココナツミルクを使用しているため、タイカレーとインドカレーの中間のような独特のコクと上品にして芳醇な風味を楽しめます。
そうしたことから2011年にアメリカ合衆国のニュースサイト『CNN Go』の「世界で最もおいしい50種類の食べ物(World’s 50 most delicious foods)」ランキングにて第1位の栄誉に輝きました。
CNN GO,世界美食ランキング発表!1位は「マッサマン・カレー」(フィールドプロモーションニュース) - エキサイトニュース
それ以来日本でも少しずつマッサマンカレーを楽しめるお店も増えてきましたが、今回の缶詰の発売でこの上なく手軽に楽しめることになりそう。さて、お味はいかがでしょうか?
こちらが原材料。チキンとじゃがいもで作られること多いマッサマンカレーですが、ニッスイはかつおフレークとさつまいもという挑戦的な具材で挑むようです。これは期待が持てます。
缶を開けたところ。ココナツミルクの香りに加えてこれまでのタイカレーとは違うほんのりとしたマサラの香りも。
鍋に入れて温めます。ごろりとしたかつおフレークに加えて角切り状のさつまいもが確認できます。
盛り付けるとこんな感じ。若干のとろみはありつつも他のタイカレーのようにさらりとした液状です。温めるとさらに美味しそうな香りが立ち込めます。
味わいは辛味が押し出されずマイルドながらもココナツミルクの芳醇な香りとマサラの風味、甘みに濃厚なコクが癖になります。タイカレー好きには新しい楽しみとしてオススメできることはもちろん、これまでタイカレーの辛さが苦手で敬遠してきた人にも十分に楽しんでもらえる味わいです。
これからの暑くなる季節、エスニック料理が食べたい時に嬉しい選択肢がひとつ増えたと言えるでしょう。
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