すでにノートパソコンなどで使用されている4KのIGZOディスプレイですが、シャープがさらに小さい5.5インチの4KIGZOディスプレイを開発中と発表しました。詳細は以下から。
Sharp announces 5.5-inch 4K display with jaw-dropping 806ppi density|Neowin
スマートフォンに搭載されているディスプレイは、画素数が1440×2560ピクセルのWQHDディスプレイが一部のハイエンドモデルで主流となりはじめていますが、シャープが開発した高開口化率技術により画素密度を806ppiとさらに細かくすることに成功。これによって5.5インチと小さいディスプレイでも、4K(2160×3840ピクセル)を実現することが可能になりました。
この新しいIGZOパネルは、2016年には大量生産に入ることが予想されており、遅くとも2016年の終わりから2017年の初めの頃に登場するスマートフォンに搭載されるといわれています。
しかし、これだけ高精細なディスプレイを活かすには、搭載するスマートフォン自体のCPUやメモリなどの処理速度、バッテリーで稼働時間や省電力化など、スマートフォン自体のスペックをさらに向上させていく必要があり、実際大手スマホメーカー・Huaweiの幹部はさらなる高解像度化に苦言を呈しています。
ただしスマホの高性能化も著しく、低い消費電力で高いグラフィック性能を実現できるようになった新型プロセッサが相次いで登場しているため、もしかすると「iPhone 7」をはじめ、2016年発売のフラッグシップスマートフォンは4Kディスプレイを当たり前のように搭載することになるのかもしれません。
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