12月8日に中国で行われたイベントにおいて、スマホ向けプロセッサで絶大なシェアを誇るクアルコムのSnapdragonがWindows 10をサポートすることが発表されたことを受け、パソコンメーカー各社が色めきだっています。詳細は以下から。
ASUSやAcerといった大手パソコンメーカーのお膝元、台湾のメディア「DIGITIMES」によると、現在多くのパソコンメーカー各社がSnapdragon版Windowsノートやタブレットの研究開発を進めていることを上位部品メーカー関係者が明かしたそうです。
これはSnapdragonがバッテリー寿命やコスト面などでアドバンテージがあるためで、停滞が続くパソコン市場において、多くのメーカーはSnapdragon対応によって起きる分化を歓迎すべきと受け止めているとのこと。
実際にSnapdragon 820でWindows 10を動作させているデモムービー。Windowsタブレットや低価格ノート程度であれば、無理なく動かせる能力があることが分かります。
なお、クアルコムの強みはバッテリー寿命やコスト面だけでなくモデムにもあり、Snapdragonを採用したWindowsパソコンやタブレットでは世界中の3G/4Gネットワークに対応しやすくなるというメリットもあります。
IntelがiPhone 7からLTEモデムの供給メーカーに加わり、クアルコムの独壇場を脅かしたかと思いきや、今度はIntelの本丸であるパソコン市場にクアルコムが切り込む形となるSnapdragonのWindows対応。
気になる搭載製品の発売時期は2017年後半を予定しているとされています。
・関連記事
性能と消費電力が大きく改善した「Snapdragon 835」発表、Quick Charge 4.0も | BUZZAP!(バザップ!)
Apple A10は10nm、新型Snapdragonは7nmプロセス採用か、スマホ用プロセッサの微細化さらに進行 | BUZZAP!(バザップ!)
結構キワモノ?ありそうで無かったWindows 10 Mobileタブレット「Cube WP10」 | BUZZAP!(バザップ!)
Snapdragon 820に4GB RAM搭載、格安スマホより安い「Le Max 2」が再び特別価格に | BUZZAP!(バザップ!)