NTTドコモや富士通、NEC、富士通セミコンダクターの4社が世界に先駆けた通信プラットフォームを開発するために合弁契約を締結しました。
詳細は以下から。
報道発表資料 : 富士通、ドコモ、NEC、富士通セミコンダクターによる合弁契約締結に関するお知らせ | お知らせ | NTTドコモ
NTTドコモの報道発表資料によると、同社と富士通、NEC、富士通セミコンダクターの4社は「通信機器向けモデム機能を備えた半導体(以下、通信プラットフォーム)」などの開発・販売を行うための合弁会社設立について合意し、合弁契約を締結したそうです。
これは昨今のスマートフォン市場の急激な拡大やデータ通信量の増大などにより、重要性が増してきた「通信プラットフォーム」について、富士通が本日設立した合弁会社「アクセスネットワークテクノロジ」に各社の技術を結集させることで、世界に先駆けた製品開発を行うことを目的としたもの。
各社が有する技術や今まで行われてきた共同開発による成果は、今後グローバルにますます拡大が予測されるスマートフォン市場において、高い競争優位性を有するものであるとされており、合弁会社という新たな事業形態のもとで経営の機動力を高め、ユーザーのニーズに合った市場競争力のある製品を提供していくとしています。
ちなみにNTTドコモは2011年12月に富士通や富士通セミコンダクター、NEC、パナソニック、Samsungと今まで培ってきた通信技術や関連するソフトウェア技術、半導体の製造能力や設計の経験、ノウハウを集約することで、LTEおよび次世代規格「LTE-Advanced」に対応した小型・省電力の通信機器向け半導体を設計し、国内外の端末メーカーへ販売することを目的とした合弁契約を締結していましたが、当事者間で最終合意に至らなかったことを受けて、合弁契約を解消した過去があります。
つまりSamsungやパナソニックを抜いた形で合弁会社設立にこぎ着けたことになるわけですが、カシオ日立モバイルコミュニケーションズを統合したにもかかわらずシェアの下落が止まらないNECや、東芝の携帯電話事業を統合した富士通がスマートフォンで通話・通信ができない不具合を引き起こすなど、事業統合が必ずしもプラスの方向に寄与するとは限らないことを考えると、足元をしっかり固めた上での展開が望まれます。
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