KDDIがスマートフォンや「もう一台」の機器向けに提供している公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」を、災害時に無料で開放することを表明しました。
公衆無線LANを用いた災害対策の強化について | 2012年 | KDDI株式会社
KDDIのプレスリリースによると、同社は大規模災害が発生した際に、被災地域における通信手段の確保に寄与するため、公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」のエリアを無料で開放するそうです。
これは公共交通機関や飲食店、コンビニエンスストアなど、多くのユーザーが日常よく利用する場所や、スタジアムや大学などの災害時に避難場所として利用が見込まれる場所に「au Wi-Fi SPOT」を展開していることを受けたもの。
大規模災害発生時には無料で接続可能なSSIDが提供され、au以外のスマートフォンやタブレット端末、ノートパソコンなどの無線LAN対応端末からでもインターネット経由で情報収集や安否確認などを行える環境を提供するとのこと。
なお、KDDIは6月に災害による通信の混雑時でもEメールを大きく遅延することなく受信できる機能を提供するなど、災害対策を強化しており、移動電源車や非常用発電機、車載基地局、可搬型基地局を増強しているほか、携帯基地局に24時間以上稼動可能なバッテリーを配備するなどの対策も進めています。
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