先日ようやく発表されたドコモ版「AQUOS R7」の本体価格。
なんと前モデルの1.7倍に跳ね上がり、ソニーのXperia 1 IVすら上回る価格設定となってしまいましたが、その結果「割に合わなさ」がさらに加速してしまいました。詳細は以下から。
◆Xperia 1、AQUOS Rシリーズの本体価格を振り返ってみた
まず振り返っておきたいのが、XperiaおよびAQUOSのフラッグシップモデルの値動き。いずれもドコモ版の一括販売価格ですが、Xperiaの高価格化はめざましく2019年発売の「Xperia 1」からほぼ2倍に値上がりしました。
・Xperia XZ3:9万8496円
・Xperia 1:10万3032円
・Xperia 1 II:12万3552円
・Xperia 1 III:15万4440円
・Xperia 1 IV:19万872円
さほど値動きの激しくなかったAQUOS RシリーズもR7で前モデルの1.7倍にあたる急騰を見せつけ、「最も高い2022年夏モデルスマホ」の座をXperia 1 IVから奪うことに成功しています。
・AQUOS R3:8万9424円
・AQUOS R5G:11万1672円
・AQUOS R6:11万5632円
・AQUOS R7:19万8000円
◆ほぼ20万円なのにOSアップデートは2回
なお、Buzzap!編集部でソニーおよびシャープに最新スマホのOSアップデート予定を確認したところ、いずれも今までのモデルと同じであることが明らかになっています。
ソニー広報部:
グローバルモデルは2回のOSアップデートと3年のセキュリティアップデートの予定をしています。国内通信キャリアモデルに関しては、各通信キャリア様にお問い合わせいただけますと幸いです。
シャープ広報:
OSのアップデートは2年、セキュリティのアップデートは3年を予定しています。
20万円近い本体価格にもかかわらず、実質的な製品寿命は2~3年程度となる両シリーズ。ソフトバンクのXperia 1のようにキャリアの都合でアップデートが提供されないケースを含めて考えると「割に合わなさ」がさらに加速しています。
◆「2年使って返却」が最適解、長く使い続けたいならPixelやGalaxyに
もはや携帯各社の「いつでもカエドキプログラム」「スマホトクするプログラム」「トクするサポート+」を使って、2年で返却するのが最適解とみられるソニーやシャープのフラッグシップスマホ。
もし「同じスマホを長く使い続けたい」と考えるのであれば、GoogleのPixelシリーズや最大4世代までOSアップデートを受けられるGalaxyシリーズを選ぶのが無難かもしれません。
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