サムスンが4nmプロセスを採用して製造し、ケタ違いに処理能力が向上するとみられるPixel 8のプロセッサ「Tensor G3」。
そのベースとされる幻のプロセッサの情報が流出しており、Tensor G3の実力が明らかになっています。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、「Quadra」というコードネームで開発されていたSamsung独自開発プロセッサ「Exynos 2300」の詳細なスペックが流出したそうです。
Exynos 2300は1-4-4コア構成とされるプロセッサで、Snapdragon8 Gen 2と同じ超大型コア「ARM Cortex-X3(最大3.09GHz)」と、ARM Cortex-A715(2.65GHz)、ARM Cortex-A510(2.10GHz)を搭載しているとのこと。
またGPUにはSamsung Xclipse 930が採用され、One UI最適化のための特別なコアがあるとされています。
Samsungは、2025年発売とされる「Galaxy S25」に3nmプロセス採用の自社製プロセッサ「Exynos 2500」を搭載すると報じられており、その開発にリソースを集中させるためにExynos 2300およびExynos 2400は欠番とする計画。
ただ「Tensor」はExynos 2100が、「Tensor G2」はExynos 2200がベースとされているため、欠番となったExynos 2300はPixel 8搭載の「Tensor G3」のベースとなって利用される可能性が高いとしています。
歩留まり率が60%まで向上したSamsungが開発し、微細化や最適化が進んだとされるTensor G3。Snapdragon 8 Gen 2と同じ超巨大コアを採用することで、「Pixel 8」は最新ハイエンドスマホに並ぶ驚異的な処理能力を獲得するかもしれません。
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