スマートフォン向けに画面の表示速度や動画の再生開始時間を早くするためにKDDIが導入する予定の「通信の最適化」ですが、ソフトバンクモバイルが先行して導入していることが明らかになりました。
詳細は以下から。
ご利用の際に制御することがあるコンテンツやサービスについて | ソフトバンクモバイル
ソフトバンクモバイルの公式ページによると、同社は2011年11月17日付けで通信の最適化についての告知を行っています。
これは以下のようなコンテンツおよびサービスなどを利用する際、通信速度の制御や各種ファイルの最適化を行う場合があるというもの。なお、最適化されたデータの復元はできないとされており、データサイズを縮めるために不可逆的な圧縮が行われると考えられます。
・VoIP(Voice over Internet Protocol)を利用する通信
音声通話やテレビ電話などをパケット信号に変換し、データ通信にて実現するサービス
・動画、画像などの一部
MPEG、AVI、MOV形式などの動画ファイル、BMP、JPEG、GIF形式などの画像ファイル
・大量のデータ通信、または長時間接続を伴うパケット通信
動画閲覧、高画質画像閲覧を伴うサイト、アプリなど
また、パケット通信時に最適化したファイルを機種側で復元できるなど、ユーザーの通信に影響がない場合には各種ファイルの最適化を実施。画像ファイルのExif情報など、コンテンツに表示されない部分のデータについては、通常の視聴・閲覧に影響の無い範囲でダウンロードの際に省略する場合があり、省略されたデータは復元できないとされています。
ちなみにソフトバンクモバイルは「パケット通信以外の通信(ソフトバンクが提供する音声通話やTVコール、Wi-Fi通信など)」は制御対象ではないとしており、おそらくKDDIが展開する通信の最適化も、同様の措置になると考えられます。
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