ソフトバンクの基地局、5万局以上がフェムトセルであったことが明らかに

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2010年3月に「電波改善宣言」を行い、「基地局倍増計画」として携帯電話の電波が入りにくい、入らないエリアへの広域対策として2010年度中に基地局を倍増させるなどの施策を進めてきたソフトバンクモバイル。

電波改善状況は日々公式ページで告知され、基地局の数は18万局を超えているわけですが、少なくとも5万局以上がフェムトセルであったことが明らかになりました。



携帯・PHS関連@Wiki - 携帯電話基地局免許数(平成23年8月20日現在)


総務省総合通信基盤局の「無線局情報検索」より得られる情報をベースに、携帯電話・PHS各社の基地局免許数をカウントしている「携帯・PHS関連@Wiki」に掲載されているデータによると、ソフトバンクモバイルが3Gサービスに利用している2GHz帯基地局の免許数は2011年8月20日時点で13万3591局でした。


しかし2012年2月25日時点のデータでは8万1253局と、5万局以上も減っていることが分かります。


このように基地局の免許数が減少している事態について、今年1月にBUZZAP編集部でソフトバンクモバイル広報部に問い合わせたところ、「フェムトセルは現在、個別免許ではなく包括免許となっております。弊社では、包括免許への切り替えを順次行っているため、このHPの表記上は数が減少しておりますが、実際の基地局が減少している訳ではありません」という回答でした。

つまり基地局の免許数が減少しているように見えたのは、フェムトセルが包括免許に切り替わったためで、基地局の数自体は減っていないということですが、逆に言えば実に5万局以上の基地局がフェムトセルであったことになるわけです。

ちなみにフェムトセルは半径数十メートルの狭い範囲をカバーする小型基地局で、主に屋内や地下で用いられるもの。


ソフトバンクモバイルはフェムトセルのメリットして「住宅内など、限られたエリア内にいる人で電波を占有できるメリットがある」「基地局と携帯電話の関係がほぼ1対1に近くなるため、輻輳の心配がなくいつでも快適に使うことができる」としていますが、言い換えると「フェムトセルの数がどれだけ多くても、その恩恵を受けられるのはソフトバンクモバイルを契約している約2895万人(2012年3月末時点)のうち、ごく一部でしかない」ということになります。

それはそうと、5万局以上がフェムトセルであったことで非常に気になるのが、ソフトバンクモバイルの公式ページに記載されている基地局数との差。「携帯・PHS関連@Wiki」に掲載されている2012年2月25日時点のデータでは、同社の基地局免許数は1.5GHz帯が9310局、2Ghz帯が81253局、中継局は1.5GHz帯が1局、2GHz帯が10754局で計10万1318局です。

しかし公式ページに掲載されている基地局数は2012年2月29日現在、18万2518局(無線局:13万5964局、中継局:4万6554局)となっているわけですが、8万局近い差はフェムトセル基地局によるものなのでしょうか。BUZZAP編集部では現在、同社に確認しているところです。

サービスエリア | ソフトバンクモバイル


・4月12日13:37追記
ソフトバンクモバイル広報部に対して、公式ページに掲載されている2012年2月29日現在の基地局数、計18万2518局にフェムトセルや系列会社である「ワイヤレスシティプランニング」や「ウィルコム」の基地局数は含まれているのかどうかを問い合わせたところ、以下のような回答でした。

追加でご質問いただきました「18万2518局(無線局135964局、 中継局46554局 )」という数字にはフェムトセルは含まれておりません。

また、ワイヤレスシティプランニングやウイルコムの基地局も含まれておりません。


つまり18万局という数字はあくまでフェムトセルを除いたものというわけですが、では基地局免許数と公式ページに掲載されている基地局数との間にある8万局近い差は何が原因なのでしょうか。BUZZAP編集部では現在、ソフトバンクモバイル広報部に対してさらに確認を進めています。

・次の記事
ソフトバンクの基地局の半数近くはフェムトセルを含む小規模な屋内用基地局であることが判明 | BUZZAP!(バザップ!)

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