経営難に陥っているシャープ再建の要、同社の砦となる「IGZO液晶」が「CEATEC JAPAN 2012」で大々的にお披露目されました。
中にはわずか6.1インチであるにもかかわらず、Appleの「新しいiPad」を圧倒する超高解像度を実現したモデルもラインナップされています。
人だかりができていたシャープのIGZOディスプレイブース。32インチで4K2K(3840×2160)の高解像度を実現したモデルなどがラインナップされていました。
こちらは製図用の32インチ4K2Kモデル。
1円玉と文字の大きさを比べたところ。驚くべきほど高精細であるのが分かります。
従来型液晶ディスプレイとIGZOディスプレイを比較した時、顕著に差が付くのが消費電力。
モバイル端末でバッテリーを多く消費するのはディスプレイですが、IGZO液晶なら消費電力をわずか5分の1に。
参考出展されていた7インチモデル。解像度は1280×800です。
10.1インチで2560×1600の超高解像度を実現したIGZOタブレットも登場。新しいiPadとほぼ同サイズながら、圧倒する解像度(2048×1536)を圧倒しています。
こちらは13.3インチモデル。解像度はやや低めの2560×1440。
上記のモデルだけでも十分高解像度なわけですが、最もとんでもない存在だったのがこのディスプレイ。わずか6.1インチで2560×1600の解像度を実現しており、シャープの今後に期待せざるを得ないモデルとなっています。
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