実際に人を撃った銃器を改造して作られた楽器「Imagine」

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「すべての武器を楽器に」とは喜納昌吉のメッセージですが、メキシコでこの言葉を地で行く楽器が作られました。


≫ Imagine blog.pedroreyes.net

今年の初頭にメキシコ政府から破壊、解体された銃器を受け取ったメキシコ人アーティストの Pedro Reyes氏。彼はリヴォルヴァー、ショットガン、マシンガンなど6700丁もの銃器を改造し、フルート、ギター、ドラムキットなどの50の楽器に作り変えました。

そして6人のミュージシャンとともに2週間をかけてそれらを人殺しのための武器から音楽を奏でる楽器へと仕上げてゆきました。彼のブログの言葉を借りると



「説明するのは難しいんだけど、武器を楽器にするのはただ物理的に作り変えるというだけのことではないんだ。忘れてはいけないのがこれらの武器が実際に多くの生命を奪ってきたものだということ。悪魔払いみたいに聞こえるかもしれないけれど、人を殺すことで封じ込められた悪いものを吐き出させるってことでもあり、同時に失われた生命への鎮魂歌でもあるんだ。」




とのこと。メキシコでは過去6年間に8万人もの人が銃によって生命を奪われており、「銃のない安全な社会」を思い描いて欲しいという祈りを込めてこの「Imagine」という題が付けられています。






演奏している動画は以下から。

pedro reyes: imagine - musical performance from designboom on Vimeo.



日本でもメキシコの麻薬戦争の残虐さ、苛烈さは時折報道されていますが、現地ではやはり大きな問題であり、解決への真摯な願いとともにリアルな血生臭さをも感じさせる作品となっています。

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