KDDIがCATV向けセットトップボックス「Smart TV Box」を発表しました。
USB録画機能を備えたCATVのチューナーとして利用できるだけでなく、モデム、無線LANスポット機能も兼ね備えており、さらにAndroid 4.0搭載でブラウジングなどを楽しめるほか、スマフォで番組視聴が可能になるなど、あらゆるものが詰め込まれています。
◆まさにオールインワンな「Smart TV Box」
「Smart TV Box」の提供開始について
KDDIのプレスリリースによると、同社は本日11月28日(水)からジャパンケーブルネット(JCN)向けに「Smart TV Box」を提供し、「JCNスマートテレビ」として商用サービスを開始するそうです。
「Smart TV Box」は受信した地デジ、BS、CATV放送受信をUSB外付けHDDに録画できるほか、CATVインターネットのモデムおよび無線LANアクセスポイントとしても利用可能。さらにAndroid 4.0を搭載することでウェブブラウジングやYouTube、ニコニコ動画などの視聴、そして「Google Play」でダウンロードしたアプリの利用などを楽しむこともできます。
付属リモコン
主な仕様はこんな感じ。無線LANアクセスポイント機能は混雑の少ない5Ghz帯にも対応。まさにCATVのセットトップボックスとモデムと「Wi-Fi HOME SPOT」に加え、テレビにブラウジング機能などを付加する簡易パソコン的な役割がセットになったオールインワンモデルです。
また、スマートフォンやタブレットとの連携機能も充実しており、リモコンとしての活用も可能なほか、DLNAおよびDTCP-IP対応の「Smart TV Remote DMC」を利用すれば、「Smart TV Box」で録画した番組やCS多チャンネルで放送中の番組を同時視聴することができるようになっています。
11月28日現在の対応機種は以下。
・スマートフォン
G'zOne TYPE-L CAL21、VEGA PTL21、Xperia VL SOL21、Optimus G LGL21、GALAXY SIII Progre SCL21、AQUOS PHONE SERIE SHL21、DIGNO S KYL21、ARROWS Z ISW13F、AQUOS PHONE SL IS15SH、URBANO PROGRESSO、HTC J ISW13HT
・タブレット
LifeTouch L(NEC)
対応端末としてラインナップされた「LifeTouch L」本体。10.1インチWXGA(1280×800)ディスプレイや「OMAP4460 HS(デュアルコア、1.5Ghz)」、120万画素フロントカメラ、500万画素背面カメラ、約10時間の動画再生を実現する7710mAhバッテリーを搭載した薄さ7.99mm・軽さ約540グラムのタブレット端末で、Android 4.0を採用しています。
◆テレビもネットも使える「JCNスマートテレビ」は「auスマートバリュー」の適用対象
そして本日から「Smart TV Box」を利用した「JCNスマートテレビ」が提供開始。
地デジ・BSデジタル放送とCSデジタル放送の映画・ドラマ・スポーツ・アニメ・ドキュメンタリーなどの各種有料チャンネルに加え、下り最大100Mbps、上り最大10Mbpsのインターネット接続サービスがセットになった「スマートマックス」が月額9450円、タブレット端末「LifeTouch L」が付属する「スマートマックス with タブレット」が月額1万1025円で提供されます。
また、加入者間24時間通話無料で通話料も安価な「ケーブルプラス電話」を上記プランとセット契約すると、月額料金1396円が525円に割り引かれ、「スマートマックス」と「ケーブルプラス電話」の場合、月額トータル9975円で利用可能に。
これだけなら大した割引額ではありませんが、「JCNスマートテレビ」は「auスマートバリュー」の適用対象であるため、仮に家族4人がauのスマートフォンを利用していると、2年間にわたって毎月5920円(2年経過後は1人あたり980円)が割り引かれることになります。
「JCNスマートテレビ」の公式ページは以下。
JCNスマートテレビ|JCNデ世界初ヲ体験シヨウ。
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