パチンコガンダム駅をはじめ、日本でも話題騒然だったiOS6のマップ。オーストラリアでは命に関わるほど危険な欠陥があるとヴィクトリア州の警察から発表されました。
iOS6のマップのできの悪さはAppleのマップ責任者が解雇されるほど酷いものでしたが、オーストラリアにおいては笑いごとでは済まないレベルでした。ヴィクトリア州の街、Milduraの警察が発表したところによると、iOS6上のiPhoneのマップ機能をナビとして使用した際にまったく違った場所に誘導される恐れがあるということ。
Mildura警察がMilduraを地図上で検索したところ、実際の位置から南西に70kmも離れたマレー・サンセット国立公園が表示されてしまいました。このエリアは水の供給がなく気温が46℃まで上がることもあるため、間違って誘導されて迷い込んだ場合には生命の危険もあると述べています。
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実際にiOS6のマップを信じて24時間以上水も食料もない状態で危険な場所を間違った方向に歩いていた人もいたということ。
警察は、iOS6上でのマップが安全な状態に修正されるまでは他のマップを使用するように注意を呼びかけています。
ヴィクトリア州は数年前に100人以上が犠牲になる山火事も起こるなど、乾燥と高温、水不足が問題となっている地域。日本ではネタで済んでいましたが、これは深刻です。他の国や地域でもこのようなことがないのか、早急なチェックが待たれます。
Victoria Police Online News Centre - Police concerned with Apple iOS 6 mapping system
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