NTTドコモが2枚のディスプレイを備えた折りたたみ式スマートフォンを2013年春モデルとして発売する意向であることが明らかになりました。
一昨年発売された「Kyocera Echo」ライクなボディとなり、展開時は6インチ程度の大画面になるとされています。
ドコモ、画面が2つのスマホを4月発売 :日本経済新聞
日本経済新聞社の報道によると、NTTドコモは4月に画面を2つ備えた「折り畳み」型のAndroidスマートフォンを発売するそうです。
2画面を備えたスマホは国内初で、上下の4インチ台液晶をメールの確認やインターネット検索など別々の目的で使えるほか、2画面の間の枠は数ミリメートルとなるため、合わせて6インチ程度の大きな画面として動画を楽しむことなども可能。また、折り畳むと通常の大きさのスマホになるため、タブレットより持ち運びしやすいとされています。
これが試作機。NECカシオモバイルコミュニケーションズが開発・製造を担当します。
なお、すでに同様のコンセプトを採用したスマートフォンは京セラが海外市場向けに「Kyocera Echo」として2011年に発売。2枚の3.5インチWVGA(800×480)液晶と第1世代Snapdragon「QSD8650(1GHz)」を搭載したAndroid 2.2スマートフォンです。
タブレット端末としてはソニーが「Sony Tablet P」を2011年9月に発売しています。
このようにスマートフォンでもタブレットでも同様のモデルはあるわけですが、OSやCPUが大きく進化した現在に同じコンセプトのものを製品化した場合、どれだけ使い勝手が良くなるのかが気になるところ。
もし各液晶がHD(1280×720)解像度であれば1枚の画面として利用する際に2560×1440の超高解像度となることに加え、下画面にソフトウェアキーボードを表示すれば、クリック感は無いものの、いつの間にか新機種が発売されなくなっていたスライド式QWERTYキーボード搭載スマートフォンのような、上画面の表示領域を損ない形での快適な文字入力を期待できるため、正式発表が待たれます。
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