「有機ELは色彩が酷くて暗い」、Appleのティム・クックCEOがGalaxyシリーズを暗に批判
AppleのCEO(最高経営責任者)、ティム・クック氏が有機ELディスプレイについて辛辣なコメントを行ったことが明らかになりました。
これはライバルとなるSamsungのGalaxyシリーズを念頭に置いたものと考えられる発言で、気になる大画面版iPhoneについても触れられています。
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海外メディア「9to5Mac」が報じたところによると、Appleのティム・クックCEOがゴールドマンサックスとのカンファレンスにおいて、iPhoneについてはスペックではなく、ユーザーエクスペリエンス(使い勝手)を追及する構えであることを示したそうです。
また、iPhoneのディスプレイサイズに関する質問に対して「サイズについて注目しているユーザーもいる」とコメントし、現行サイズ以外のiPhoneのリリースについても、含みを持たせたとのこと。
そしてSamsungのGalaxyシリーズのように、一部のスマートフォンで採用されている有機ELディスプレイについては「色の彩度が酷く、オンラインショッピングを行う場合は(自分の好きな色のものを決めた後、さらにその商品の色がディスプレイに影響されていないかを)二度考える必要がある」とコメント。
「Retina Display」が有機ELの2倍の明るさであることに触れた上で、「我々はベストなディスプレイを求めており、それはすでに実現されていると思う」と述べています。
Apple’s Tim Cook Hates on OLED Display Quality | Pocketnow
なお、上記の記事では今回のティム・クックCEOの発言を受け、有機ELのサブピクセルの影響によって青色が特に強く出る傾向があり、カラーバランスが悪くなると言及。
2011年にはAppleが有機ELを採用する見通しであることが報じられていましたが、明るさや色合いが改善されない限り、搭載されることは無いということでしょうか。
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