ついに人造の「目」が登場、人工網膜システム「Argus II」が世界的に実用化へ


義眼や義手、義足など、事故や疾患で失ったものを補完するための医療技術が進みつつありますが、ついに人工の「目」が実用化されることが明らかになりました。



First Bionic Eye Sees Light of Day in U.S. : Discovery News

Discovery Newsの報道によると、人工網膜と特殊なカメラ、60の電極で構成された「Argus II」と呼ばれる人工網膜システムがFDA(アメリカ食品医薬品局)で承認される見通しだそうです。

「Argus II」はSecond Sight Medical Products社によって開発されたもので、日本国内でも難病指定されている遺伝性疾患「網膜色素変性症」などの患者に効果があるとのこと。

また、今まで臨床試験に参加した60人以上の視力に一定の効果がみられたほか、白黒だけでなく、色を認識できたケースもあるとされています。

ちなみに「Argus II」はヨーロッパで承認を受けており、すでに7万3000ユーロ(約912万円)で販売中。今回FDAで承認を受けることができれば、世界各国が追従することも期待されます。

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