NTTドコモのスマートフォン販売が振るわないことが明らかになりました。
背景には他社のiPhone人気があるとされ、「iPhone導入待ったなし」となりつつあるのが現状です。
ドコモ、スマホで初の目標未達 iPhone人気に押され顧客流出 (1/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
産経新聞社の報道によると、2012年度のNTTドコモのスマートフォン販売台数が目標の1400万台を割り込んだことが明らかになったそうです。実際の販売台数は1330万台とみられ、目標を70万台近く下回ったとのこと。
背景にはiPhoneを販売しているKDDIやソフトバンクモバイルに顧客が流出したことが挙げられており、2012年度のMNPによる他社への流出数は141万人を突破しています。
なお、NTTドコモは「Galaxy S」や「Xperia」シリーズなどを主力機種として販売しており、今年1月に行われた決算発表会では冬モデルの「Xperia AX」「AQUOS Phone ZETA」が順調な売り上げであったことをアピールしていました。
しかしながらKDDIやソフトバンクモバイルも「HTC J butterfly」や「AQUOS Phone Xx」といったNTTドコモの主力機種に張り合えるフラッグシップAndroidスマートフォンを提供するなど、iPhoneと合わせて強固なラインナップを展開しているのが現状。
その中でNTTドコモはAndroidのみを武器として戦ってきたわけですが、これ以上契約数純減や販売不振が続くようであればユーザーからの要望だけでなく、NTT本体からの圧力など、さまざまな要因からiPhoneを扱わざるを得ない状況となりそうです。
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