4Kテレビがなんと数万円で販売へ、フルHDモデルとほぼ変わらない価格に



次世代テレビとしてにわかに注目を集めつつある4K(3840×2160)テレビ。

現行のフルHDテレビを大きく上回る解像度を実現しているという付加価値もあって、価格の下落に苦しむ家電メーカー各社の期待を集めている側面もあるわけですが、なんと現行モデルとほぼ変わらない価格で販売されることとなりました。



Ultra HD TVs to be offered at same price as Full HD TVs in China during May 1 holiday

DIGITIMESの報道によると、中国の家電メーカー「TCL」と「Skyworth」の2社が中国で5月1日の休暇シーズンから4Kテレビを特別価格で販売する方針であるそうです。

気になる価格はTCLの55インチモデルが9999人民元(約15万9000円)、Skyworthの39インチモデルは3999人民元(約6万3700円)で、現行のフルHDテレビとほぼ変わらない額とのこと。

4Kの液晶パネルの価格はフルHDパネルの約2~3倍とされており、この価格で販売すると赤字となるわけですが、このような思いきった価格攻勢に乗り出す理由について、他社への対抗が挙げられています。

なお、中国政府は液晶テレビを購入する消費者のために、日本のエコポイントのような省エネ補助金制度を導入。これによりテレビの年間売り上げが12%伸びると見込まれるなど、中国市場ではテレビ市場の成長が期待されています。

ちなみに大手価格情報サイト「価格.com」によると、2013年4月30日14:45現在、日本国内で最も安価な4Kテレビは昨年6月に発売された東芝の「REGZA 55XS5」で、本体価格は初値(約73万円)の半額を大きく下回る28万円となっています。


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