高性能スマートフォンに欠かせないクアッドコアCPU市場において、大手メーカーが価格競争を繰り広げていることが明らかになりました。
詳細は以下から。
China market: Qualcomm, Spreadtrum cutting quad-core processor prices
DIGITIMESの報道によると、クアルコムやSpreadtrumといったスマートフォンのプロセッサメーカーが中国市場でクアッドコアCPUの価格競争に突入したそうです。
これは格安Androidタブレットなどに搭載されているプロセッサでおなじみの中国メーカー・MediaTekのシェアが同国内で50%に達していることを受けたもので、クアルコムは対抗するためにMediaTekよりも10ドル値下げしたとのこと。
ちなみにMediaTekはHuaweiやLenovo、ZTEといったメーカーからの注文を獲得しており、2013年第1四半期には予想を上回る売り上げを記録するなど、成長著しいモバイル向けプロセッサ市場で頭角を現しつつあります。
現時点では中国市場での話ですが、MediaTekやHuawei傘下のHisiliconといった中国系プロセッサメーカーがこのまま順調に力を付けていけば、いずれグローバル市場でも価格競争になることが期待できるため、今後の動向を見守りたいところ。
なお、端末代・通信費・テザリング込みで3880円という圧倒的な低価格で提供されているイー・モバイルのスマートフォン「GL07S」のクアッドコアプロセッサ(Hisilicon製)は「Xperia Z」などの7~8割程度のパフォーマンスを実現。性能面ではSnapdragonに引けを取るものの、コストパフォーマンスは断トツなのが現状です。
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