どうして世界各国の赤ちゃんは「ママ」と言うのか
「たまご」「egg」のように同じものを指す言葉でも、言語によって発音が異なることが大半なわけですが、赤ちゃんが話す「ママ」「パパ」といった言葉は世界共通であることが明らかになりました。
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Why babies in every country on Earth say ‘mama’ – The Week
ロシアの言語学者Roman Jakobson氏は、世界各国の赤ちゃんがその地域で用いられている言語にかかわらず「ママ」「パパ」と言うことについて、人間が最も簡単に発声できる音が、「A」や「O」などの口を開けることによって出せる母音であることによるものと解説しています。
上記の母音については生まれてすぐに発することができ、その後赤ちゃんは違う音を出すことを学び始めますが、たいていは唇を閉じることで出せる口唇音(「M」や「P」「B」)を子音としてまず身に付けることから、母音と組み合わせることで、「ママ(MAMA)」「パパ(PAPA)」と発音できるようになるそうです。
なお、口唇音の中で最も早く覚えるのは「M」ですが、これについても理由があり、赤ちゃんがおっぱいを吸う時の口の形であるからとのこと。
ちなみに以下のリンクでは世界共通に近いものとして、「タクシー」という言葉や理髪店の店頭によく設置されている、赤と白と青の斜めになったストライプがグルグル回るサインポール、そして誕生日を祝う「Happy Birthday to You」が挙げられています。
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