ウィルコムが「DIGNO DUAL WX04K」の後継モデルを発売する予定であることが明らかになりました。
PHSやプラチナバンドを含む3Gに加え、新たにAXGPにも対応することでテザリング解禁も期待できます。
総務省 電波利用ホームページ | 無線局機器に関する基準認証制度
携帯電話やPHSといった機器などが電波法に定める技術基準に適合しているかを認証する制度「技術基準適合証明」の公示ページによると、「YAKF-1」と呼ばれる京セラ製端末が2013年3月1日付けで通過しています。
「YAKF-1」はウィルコムのPHSに加えて、ソフトバンクモバイルが提供するプラチナバンド(900MHz帯)や1.5GHz帯、2.1GHz帯の3Gに対応。下り最大21Mbpsないし42Mbpsの「ULTRA SPEED」に加えて、下り最大76Mbpsの「AXGP」も利用できるほか、5GHz帯を含む無線LANやBluetoothで用いられる帯域もサポートしています。
また、連邦通信委員会(FCC)の認証情報に掲載された以下の画像から、同モデルは電池パックを交換可能なスマートフォンということに。すでに「WX09K」までがリリースされていることから、正式な型番は「WX10K」になるのではないかとみられます。
ウィルコム初のAndroidスマートフォンとして期待されていたものの、2012年夏モデルであるにもかかわらず、2011年秋冬モデルとしてソフトバンクモバイルから発売された「HONEY BEE 101K」とほぼスペックが同じであった上、月額料金も特に安くなく、しかもテザリング非対応……という、考えさせられる点が多かった「DIGNO DUAL WX04K」。
AXGPに対応することで、ソフトバンクモバイル向けに提供されているスマートフォン同様、テザリングを利用できるようになると思われるため、スペックや料金プラン次第ではなかなか魅力的なことになるのではないでしょうか。
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