ドコモの希望「Tizen」開発停止か、中核のSamsungがAndroidベースの新プロジェクトに

NTTドコモが注力することを表明していた第3のOS「Tizen」の開発が中止されたという衝撃的な内容が報じられました。

モバイル製品をレビューするIT系ニュースサイト「Mobile-review.com」の編集者でチーフアナリストを務めるEldar Murtazin氏が自身のTwitterにて明かしたところによると、Tizenはほぼ死に体の状態にあり、それが開発の遅延によるものではなく、すべてのプロジェクトがキャンセルされたことによると述べています。

Twitter / eldarmurtazin: Tizen is almost dead. It isn’t …

これはTizenの中核的存在であったSamsungが開発プロジェクトから抜け、Intelと共にAndroidベースの新プロジェクトを主導することを受けたもので、Samsung製のTizen端末が今後リリースされるかどうかについても疑問視されています。

Twitter / eldarmurtazin: @LSAwesome it will be another …

ちなみにTizenについてはNTTドコモが自社のサービスをネイティブに組み込みやすいなどの理由で注力する構えを見せていましたが、今回のSamsung離脱が事実であれば、まさにハシゴを外された形になります。

なお、NTTドコモの加藤社長は本日付けで公開された各社のインタビューに対して、2013年秋モデルを投入しないことや、2~3割であればiPhoneの受け入れ余地があることを改めてコメントするなど、秋モデルの代わりにiPhoneを投入するのではないか……と考えられるような姿勢を見せています。

「ツートップ」が好評ではあるもののスマートフォン、フィーチャーフォンユーザーの流出は食い止め切れていないなど、他社に対抗するための「もう一手」が足りないNTTドコモ。

NTTドコモにとってTizenはもう一手になってくれるかもしれなかったOSなわけですが、もしそれを失った場合、同社はどのような手を打つのでしょうか。

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