先ほど発表されたAppleの新型iPad「iPad Air」および「iPad mini Retinaディスプレイモデル」を高解像度画像付きで解説します。
◆iPad Air
まずはiPadシリーズ改め「iPad Air」。9.7インチのRetina Display(2048×1536)搭載である点はそのままに、大幅な薄型軽量化に成功しました。
薄型化の内訳。ガラス、タッチセンサー、Retinaディスプレイ、バッテリー、Unibodyすべての厚みを削減。総容積にして24パーセント削減したことになります。
これだけ薄型化したにもかかわらず、筐体の耐久性を損われることなく、従来よりも20%薄くて28%軽い、厚さ7.5mm・469グラムの軽量ボディを実現。バッテリー駆動時間は10時間です。
◆iPad mini Retinaディスプレイモデル
そして待望のRetina Display搭載を果たしたのがiPad mini Retinaディスプレイモデル。ほとんどすべての部品を一から設計し直すことで、厚さ7.5mm、重さ331グラムの軽量・コンパクトさをキープできています。
やはり最も大きな特徴がRetina Displayの搭載。事前報道が搭載と非搭載で大きく割れていましたが、今までの4倍となる2048×1536の高解像度を7.9インチでも実現。iPad Airをそのまま凝縮した内容となったにもかかわらず、バッテリー駆動時間は10時間です。
◆ついにiPad Air、iPhone 5s、iPad mini Retinaディスプレイモデルが同じプロセッサを搭載
今回の新型iPad発表で最も驚くべき部分が、iPad AirもiPad mini Retinaディスプレイモデルも64ビットアーキテクチャ搭載の「Apple A7」および「M7モーションコアプロセッサ」採用となったこと。これはiPhone 5sと同じ構成にあたり、ようやく各モデルのプロセッサの世代が並ぶこととなります。
初代iPad mini発売当時の各機種の搭載プロセッサ。iPad miniのみ1年前に発売されたiPhone 4Sや第5世代iPod touch相当のプロセッサ搭載になるなど、性能が一段落ちる形となっていました。
iPhone 5:Apple A6
iPad Retinaディスプレイモデル:Apple A6X
iPad mini:Apple A5
しかし今回はRetina Displayや最新プロセッサが搭載されることで、iPad miniの性能が大きく底上げ。さらに128GBモデルも新たにラインナップされたため、iPad Airと完全に肩を並べることに。のちのちのOSアップデートなどへの対応を考えれば、なるべく最新のスペックのものが欲しいところですが、これなら不安を抱くことなく購入できるのではないでしょうか。
なお、iPad Air(左)とiPad mini Retinaディスプレイモデル(右)のWi-Fi版の価格は以下の通り。
16GB:5万1800円、4万1900円
32GB:6万1800円、5万1800円
64GB:7万1800円、6万1800円
128GB:8万1800円、7万1800円
・関連記事
「iPad Air」「iPad mini Retinaディスプレイモデル」もプラチナバンドのLTE利用可能に、ただしTD-LTEは非対応 | BUZZAP!(バザップ!)
iPhone 5s/5cで見えてきたソフトバンクの一人負け、KDDIはプラチナバンドのLTEで圧倒的優位に | BUZZAP!(バザップ!)
ソフトバンクが「Hybrid 4G LTE」展開へ、プラチナLTEは2014年春に | BUZZAP!(バザップ!)
iPhoneを充電中にLightningケーブルが発火する事故が発生、Apple純正品を使用 | BUZZAP!(バザップ!)
「iPhone 5s/5cのLTEはソフトバンクが一番」というMMD研究所の調査がおかしい | BUZZAP!(バザップ!)