iPad Airが発売1週間でまさかの爆発、消防隊が出動する事態に



薄くて軽くなったAppleの新型iPad「iPad Air」が11月1日に発売されましたが、なんと発売1週間で突然爆発しました。詳細は以下から。

iPad Air EXPLODES leading to mobile phone shop evacuation | Mail Online

この記事によると、オーストラリアの携帯電話ショップ「ボーダフォンストア」に展示されていたiPad Airが突然爆発し、中にいた顧客が避難する事故が発生したそうです。

事故が起きた店舗。ボーダフォンのスポークスマンによると、爆発は充電端子から発生しており、店内には煙が充満。火は駆け付けた消防隊によって消し止められ、ケガ人もいなかったとされています。


これが爆発したiPad Air本体。Appleから展示用に貸与されたものであるため、家庭での使用で爆発したケースのように、非純正のケーブルなどを用いた充電が行われていたとは考えられません。


ちなみにこのiPad Air、フレームが焼損してディスプレイのカバーガラス下にある液晶が一部溶けていますが、よくよく見ると全体が大きく焼けている割に、カバーガラス自体が割れたり、本体に穴が開いているような気配はありません。

先日iFixitが公開したiPad Airの分解写真。ディスプレイの下には巨大なリチウムイオンバッテリーが2つ搭載されています。


リチウムイオンバッテリーが爆発した場合、その威力はすさまじく、特にこれだけのサイズのバッテリーだと確実にカバーガラスが割れ、筐体が大きく変形すると思われるため、どうやらバッテリー自体は無事であるようです。

そしてこれらの事柄と「爆発は充電端子から発生」という目撃証言を合わせると、今回の事故は発火事故にありがちなバッテリーの爆発によるものではなく、何らかの原因で充電端子がショートし、飛び散った火花が陳列台の敷物などに引火、iPad Airの筐体を外側から焼くことになった……という流れだった可能性があります。

なお、爆発したiPad Airは調査のためにAppleの担当者が回収したものの、原因に関するものも含めて現時点でコメントは無し。10月には日本でiPhoneを充電中に純正のLightningケーブルが発火するという事故も起きているため、原因の解明が待たれます。

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