3Dプリントはここまで着実に進化しています。詳細は以下から。
生まれつき両方の前足が不自由な犬のDerby。Derbyの前の飼い主が飼い続けられなくなったため、動物保護組織のPeace and Paws Dog Rescueが安楽死させられるのを防ぐために養育していましたが、その話を聞き、3ヶ月前に養母となったのがTara Andersonさんでした。
Andersonさんは世界的な3Dプリンティング企業である3D Systems社のディレクターでした。彼女は最初、Derbyに車輪の付いたカートを与えましたが、それでは他の犬と遊ぶこともできず、思うとおりに走ることもできません。
そこで彼女は3D Systems社の助けを借り、3Dスキャナーや高機能3Dモデリングソフトなどを駆使し、Derbyのためにカスタムメイドの義肢を作成。この時使われたProJet 5500は柔らかい素材と硬い素材など、2種類の材質を同時に用いて3Dプリントできる機種であるとのこと。
そしてDerbyはその義肢を装着した途端、生まれた時からずっと使っていたかのように、元気に走り回るようになりました。長く付けていても全く苦にする様子はありません。
動画は以下から。
Derby the dog Running on 3D Printed Prosthetics - YouTube
あまりにも早い3Dプリント技術の発展。攻殻機動隊の「義体」まであとほんの少しなのかもしれません。
3D Printed Prosthetic Legs Give Derby the Dog Full Mobility & New Lease on Life - 3DPrint.com
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