シャープ再び危機、主力のスマホ向けIGZO液晶が販売低迷で4割減産へ


経営再建中のシャープが主力商品のスマホ向け液晶を減産することになりました。

シャープがスマホ液晶4割減産 中国向け販売低迷  :日本経済新聞

日本経済新聞社の報道によると、シャープは亀山第二工場で生産しているスマホ向けのIGZO液晶を昨年末比で4割程度減産するそうです。

同社のスマホ向け液晶は中国メーカー向けの出荷が拡大しており、収益改善に寄与していましたが、昨年末にかけてジャパンディスプレイが価格競争を仕掛けたことや、主力顧客だったXiaomiがスマホの生産台数を抑えたことで在庫が膨らみ、採算性が悪化。

減産分をテレビ向けパネル生産に切り替えるとしていますが、テレビ向けは利益率が低く、収益への貢献は限られるとのことで、2015年3月期の連結最終損益は赤字に転落する見通し。中国メーカーのスマホ販売量や在庫水準によるものの、減産は当面続くとされています。

・関連記事
生命線となる技術も流出、Appleを訴えた日本の部品メーカーはどれだけ悲惨な状況に立たされているのか | BUZZAP!(バザップ!)

「iPhone 5(仮)」の液晶製造が依然難航、経営再建中のシャープに原価割れの波も | BUZZAP!(バザップ!)

FoxconnがApple専用の液晶工場建造へ、新型iPhoneやiPadに採用か | BUZZAP!(バザップ!)

シャープがiPhone 6向け液晶製造から脱落か、iPad向けも供給打ち切り | BUZZAP!(バザップ!)

シャープ再び危機、主力のスマホ向けIGZO液晶が販売低迷で4割減産へ
フォローして最新情報を手に入れよう

モバイルに関連した楽天商品[PR]