カツオをはじめ海鮮の豊かな高知県。和風なイメージがありますが、洋風メニューも負けてはいません。詳細は以下から。
高知といえばカツオのたたき、BUZZAP!編集部も舌鼓を打ちましたが、それだけで終わらないのが高知県のすごいところ。カツオのたたきとサバがハンバーガーになってしまっています。
まずBUZZAP!編集部が向かったのは幡多郡黒潮町にある道の駅ビオスおおがた。ここの「ひなたや食堂」の名物メニューが高知県地場産大賞次世代賞を受賞し、「秘密のケンミンSHOW」で紹介されたこともあるカツオたたきバーガーなのです。
生魚(たたきですが)とパンという組み合わせ、日本人にとっては奇異に感じる人も少なくないようですが、オランダやドイツなどではニシンの酢漬けを挟んだサンドイッチやハンバーガーがマーケットなどで売られており、これがたまらないほど美味しいのです。
であれば高知の新鮮なカツオをたたきにして作ったハンバーガーがまずいわけがありましょうか?いや、ない!
妙な確信を胸に取材班がビオスおおがたに到着したのは夕方。平日なこともあり人は多くありません。高知の名物の並ぶ道の駅の奥にありました。
メニューを見ると、ドリンクセットで400円と非常にお得です。
バーガーを待ちながら食堂の外を軽く散歩。夕焼けに染まる風景は広々としていながらもどこかしんとしています。
席に戻るとカツオたたきバーガーの登場です。
しっかりしたバンズにレタスとトマト、スライスオニオンにシソが挟まれており、そのど真ん中に塩と独特のタレで味を付けられた大きなカツオのたたきがブリっと鎮座しています。
見てくださいこのフレッシュさ。そんじょそこらのスーパーのカツオとはわけが違います。
かぶりついてみると、この野菜とカツオとバンズのバランスが本当に絶妙。サラダ仕立てのカルパッチョを食べていると想像してみると一番近いと思います。そしてその味わいを殺さずしっかりと包み込む特性のバンズとの相性も見事。
オフィシャルサイトを見ると、最初の抵抗感を乗り越えてもらうハードルが高いようですが、これは断然アリですね。
そして次に訪れたのが土佐清水市の街中にあるパン屋さん「ポミエ」。高知といえばカツオと思いがちですが、土佐清水市はサバの名産地でもあり、地元で取れるサバは清水サバと呼ばれています。このポミエの名物メニューがその清水サバを使った「清水のさばぁーがー」なのです。
サバとパンといえば、トルコのイスタンブールの名物メニューとして観光客に人気なのがサバサンド。意外な組み合わせにも感じるのですが、新鮮なサバは臭みもなくしっかりと詰まった旨味をモリモリ食べる豪快さが楽しく美味しいのです。
ポミエは明るくきれいなお店で、地元の方がちょくちょくパンを買いに訪れていました。
さばぁーがーを発見。早めの時間に売り切れてしまうことも多いようでラッキー。せっかくなので高知県発祥とされるぼうしパンも所望してみます。
ロゴがかわいらしいです。260円なり。
開けてみました。サバはシメ鯖ではなくフライです。タルタルソース風のソースにレタスとトマトが挟まっています。
バンズもピタパンを思わせる独特の厚みのあるもの。
食べてみるとしっかりとした味のサバのフライにソースと野菜がしっかりマッチしています。バンズのしっかりとした食べごたえがそのパンチを包む感じがたまりません。いくつでも食べれてしまいそうな食欲増進系の味です。
おまけのぼうしパン。こうやって見るとまるでUFOのようです。素朴な甘みが優しくてよかったのですが、おやつの2つ目として食べるにはちょっと大きすぎたかもしれません。
日本ではツナサンドなど一部を除き、まだまだメジャーではない海鮮+パンの組み合わせ。ですがイメージだけで手を出さないのはもったいなさ過ぎるほどその世界は豊潤で斬新。気になった人はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
さて、次回はあの海洋堂が高知の山の中に作った日本一へんぴなミュージアム「海洋堂ホビー館四万十」を見に行ってみます。
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