UQ mobileの通信速度を格安SIMが苦手な「平日12時台のオフィス街」で測定してみたら驚きの結果に



大手各社が提供している格安SIMの通信速度が、平日昼間に1Mbpsを割り込んでいることを先日お伝えしましたが、昨年末にサービスを開始したau傘下の格安SIM「UQ mobile」を使って、平日12時台に大阪のオフィス街での通信速度を計測してみました。

実質的に大手携帯電話会社自らが提供する格安SIMである以上、一定のパフォーマンスを期待したいところですが、予想以上の快適さでした。詳細は以下から。

◆大阪ビジネスパーク
まずは大阪城近くにある「OBP(大阪ビジネスパーク)」で測定。この一帯には住友生命や東京海上日動火災、近畿大阪銀行、富士通、読売テレビなどが拠点を構えています。なお、測定日時は7月28日(火)の12時台。「平日のオフィス街」という、最も混雑が予想されるシチュエーションです。




通信速度は20Mbps後半。OCNモバイルONEやIIJmio、BIGLOBE LTE、楽天モバイル、ぷららモバイルLTEなどの大手サービスが1Mbpsを割っていることを考えれば、圧倒的ではないでしょうか。


動画で見るとこんな感じ。2回連続で30Mbpsを超えています。


大阪ビジネスパークにあるKDDI大阪ビルの影響なのでしょうか……?


◆緒方洪庵の適塾前(北浜)
続いてはオフィス街、北浜にある緒方洪庵の私塾「適塾」前。




地図を見れば分かりますが、周囲には名立たる企業の本店や大阪支店が密集しており、文字通り大阪の経済の中心地です。


さっそく通信速度を測定したところ……


なんと近くにKDDIのビルがあった大阪ビジネスパークでの測定値を大きく上回る、下り最大47.01Mbpsを記録しました。


◆大阪市役所前
そして今度は3万5000人を超える職員数を抱える大阪市役所前。


道路を挟んだ向かい側には日銀大阪支店があります。


南側には淀屋橋が架かっており、その向こうには大阪市営地下鉄御堂筋線および京阪電鉄の淀屋橋駅。


北側には最も人口が密集する梅田エリアが広がっています。


そんな大阪市役所前の通信速度は最大で29.19Mbps。


動画で見ると10Mbps~20Mbps台で推移しているのが分かります。平日の12時台であっても、1Mbps割れどころか10Mbpsを割ることすらないため、格安SIMでありながらほぼキャリア品質のパフォーマンスと考えて良さそうです。


◆オマケ:道頓堀グリコの看板前
13時を少し過ぎてしまったものの、平日でも観光客でにぎわう道頓堀のグリコの看板前でも測定してみました。


昼食の時間帯ということもあって、人は決して少なくありません。


通信速度は30Mbpsを超えるケースもありましたが、おおよそ20Mbps前後が大半。おおむね悪くありません。


卸値の高いau回線を使っているため、ドコモ回線を使った格安SIMより月額100円程度(3GB+音声通話プランの場合)高くなりがちなUQ mobile。

しかし白ロムの相場がドコモよりも安い上、混雑する時間帯であっても驚くほど快適に通信できることを考えると満足度は高く、「安物買いの銭失い」にならずに済む点は高く評価できると思われます。

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