【実験】目に見えないウランの放射線を可視化するとこうなる

目に見えない放射線。それを実験によって可視化するとこのように見えます。詳細は以下から。


福島第一原発事故以降、目に見えず匂いもしない放射線の恐ろしさについて、日本人は多くを学んできました。でも、実際にウランやプルトニウムといった放射性物質からはどのように放射線が発せられているのでしょうか。

YouTubeチャンネルのCloudylabsが公開したウラン鉱石の発する放射線を霧箱という実験装置を用いて可視化の動画が話題になっています。

この霧箱の上部には液体アルコールがセットされ、密閉された内部は気化したアルコールで充満します。霧箱の底は-40度に保たれているため、そこに触れた気体のアルコールは凝結して液体に変わります。

しかし、その少し上部には凝結するのに十分な低温ながら過飽和によって気体のままの漂っているアルコールが存在しています。これらの気体アルコールはほんの小さな刺激でも液体へと変化します。

そこで霧箱の中に小さなウラン鉱石を置くと、ウランから発せられた放射線が気体アルコールの電子を弾き飛ばしてイオン化させ、そのイオンを凝結核として放射線の秘跡に沿って凝結が起こるため、ウランからどのように放射線が発せられているかを可視化できるようになります。

実際の動画は以下から。

Cloudylabs cloud chamber working approx 50 min [720p] – YouTube

BGMの美しく青きドナウはともかく実際に放射線がどのように発せられていくのか、イメージが湧くのではないでしょうか?

Watch Uranium Emit Radiation IFLScience

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