電波を使って動きを封じる「対ドローン専用ライフル」が登場
これから多くの分野で活躍が期待されるドローン。しかしそのドローンを無力化してしまう対ドローン兵器も登場してしまいました。詳細は以下から。
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軍事用としてはもちろん、2016年にはAmazonが配達に用いる予定であることが報じられるなど、民間でも今後多くの分野で活躍が予想されるドローン。日本では首相官邸への墜落事故などの発生から犯罪に使用される懸念も現実的になっており、一部で規制も始まっています。
そうしたドローンによる軍事基地や議事堂、遺跡、刑務所などの重要な拠点への侵入を防ぐために非営利研究団体Battelleが開発したのが「DroneDefender」と呼ばれる対ドローン兵器。
これはライフル状の武器で、電波を用いてドローンの操縦を妨害し、動きを封じて強制着陸させるためのもの。実弾などは使わないためドローン以外に対して破壊的な効果を及ぼすことはありません。
使い方は非常にシンプルで、スコープで対象となるドローンをターゲッティングし、引き金を引くだけ。400m先のドローンにも効果を発揮します。しかも使用から0.1秒以内に行動を不能にさせる上、有効角度は30度にまで及びます。一度のチャージで5時間使用でき、GPSとISMバンドの周波数帯の電波を用いるドローンに対応。軽いため通常のライフルのように持ち歩きも可能で、既に実地テストでも有効であることが確認されています。
実際に使用している動画は以下から。
Battelle DroneDefender – YouTube
拠点防衛のためにはたしかに有効かもしれませんが、一般に出回るとしたら「宅配中のドローンを捕獲して荷物を強奪する」といった強盗行為が発生する可能性もありそう。ドローン以上に取り扱い注意な「兵器」になりそうです。
This Rifle Shoots Down Drones with Radio Waves
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