本日ASUSが人気スマホ「Zenfone」シリーズの最新モデル「Zenfone Zoom ZX551ML」を発表しましたが、同モデルの最も大きな特徴となったのが光学3倍ズームのカメラ。
デジタルズームと異なり、ズームしても解像感が損なわれることがないわけですが、その実力はいかほどのものでしょうか。詳細は以下から。
まずはZenfone Zoomのカメラをおさらい。
画素数こそZenfone 2と同じ1300万画素ですが、HOYAの10枚構成レンズに光学3倍ズーム、4段相当の光学手ブレ補正に0.03秒のレーザーオートフォーカス、デュアルカラートーンを備えているスグレモノです。
押すだけでカメラを起動できる専用のシャッターボタン(右上)を備え、音量ボタン(左上)を使えば光学ズームの操作も可能。
それではさっそく、その光学ズームの実力を見てみましょう。1~3倍の4段階で被写体をズームしてみました。
これだけ拡大してもぼやけることはありません。
最終的にここまで寄ることができました。
部屋に上のほうに見える何かも、どんどんズームすれば……
その正体が分かります。ちなみにこれはASUS公式キャラクター・禅太郎のマスコットです。
そしてなかなか興味深かったのが、発表会場に設けられた、「スマホの視力検査」と銘打たれたブース。
離れたところにある視力検査表を、ズーム機能でどれだけキレイに見ることができるか……というものです。
ここでは比較にZenfone ZoomとZenfone 2を用いました。同じ1300万画素カメラを備え、主要スペックもほぼ同じ2機種ですが、カメラの性能はどれだけ異なるのでしょうか?
それではさっそくZenfone Zoom。3倍ズームを最大限に使っても、しっかりとランドルト環を表示できています。
しかしZenfone 2では2.89倍の時点でこの体たらく。光学ズームとデジタルズームの差はあまりにも顕著です。
撮った写真を並べてみたところ。
上がZenfone Zoomで下がZenfone 2です。
それぞれのズームの様子を動画で撮影するとこんな感じになります。まずはZenfone Zoom。
こちらはZenfone 2です。
なかなかのズーム性能に思わず舌を巻いてしまうZenfone Zoom。しかし一つだけ残念なのが「センサーがパナソニック製」という点です。ソニーセンサー搭載のisai vividでは天井の模様と照明が破綻することなく、全体的に明るめの写真が撮れたのに対し……
Zenfone Zoomでは照明の光がやや強く写りすぎたのか、天井の模様がぼやけ、全体的に暗めな仕上がりになりました。
上記のような点があるものの、ズーム機能では向かうところ敵無しのZenfone Zoom。外出する時はコンパクトデジカメとスマホを持ち歩いていた人であれば、この1台を買うだけでコンパクトデジカメの出番が格段に減ることは間違いありません。
さらにZenfone Zoomはマニュアル撮影機能を搭載しており、明るさはもちろん、フォーカスやホワイトバランスなども細かく設定できる点もポイント。ズーム機能だけでなく、通常の撮影にこだわりたいユーザーの需要にも応えてくれます。
Zenfone Zoomはプレミアムモデルが2月5日(金)発売で、スタンダードモデルは2月中旬発売予定。公式サイト「ASUS ZenFone Shop」では現在、予約を受け付けています。
ASUS ZenFone Shop
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