ドローンに捉えられた、あまりにも明らかで残酷な「貧富の差」の光景


空を飛ぶドローンのカメラから、それはあまりにもはっきりと見えてしまいました。詳細は以下から。

アパルトヘイトが終わって20年以上が経った南アフリカ共和国。しかし「世界一治安の悪い都市」とされるヨハネスブルグを筆頭に、深刻な貧困と失業、それに伴う格差の問題は一向に解決していません。

経済的格差は人間の人生を大きく変えてしまう一方、街の景観そのものをも全く違うものにしてしまいます。アメリカ合衆国の写真家Johnny Millerさんは自らの写真シリーズ「Unequal Scenes(不均質な景色)」の一環としてケープタウンでドローンを使った街の風景の空撮を行いました。

Millerさんはケープタウンの中の38000人がバラックに身を寄せ合うマシプメレレ地区と、そこに隣接する資産価値数億円というレイク・ミッシェル地区の境界、そしてこれに類する「不均質な」風景を撮影していきます。Millerさんはこう指摘します。

ケープタウン内部の貧富による「隔離」は絶望的なものだと言わざるを得ない。それは都会の地獄と行っても過言ではないものだ。病気があり、犯罪があり、失業があり、怒りがあり、絶望がある。そこいらじゅうにだ。

そしてまったくの誇張なしに、その隣では富のもたらす喜びの全てがある。インターネット、自動車、プール、富への道、仕事、希望、快適さが。




程度の差こそあれ、これは南アフリカ共和国に限った話ではありません。他の国でも、この日本でも実際に発生していることは忘れてはならないでしょう。

Drone Photos Capture The Rich Poor Divide in Cape Town Amusing Planet

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