「コオロギ入りプロテインバー」を京都のスタートアップ・BugMoが開発、実食イベントやクラウドファンディングも



もはやキワモノではなく優秀な栄養源として開発されています。詳細は以下から。

既に全国的に知られるようになり、単なるキワモノやゲテモノといったカテゴリから一歩先に進んでいる昆虫食。京都発のスタートアップ「BugMo」がコオロギを使ったスタイリッシュなプロテインバーを開発しています。


BugMoは昆虫の中でも特にコオロギに注目して必要な動物性たんぱく質を自立的に生産可能とすることを目指しており、その到達点は自身の健康も未来も、外因に左右されることのない安心な未来とのこと。

開発されたプロテインバーはオーツ麦、レーズン、クルミ、カシューナッツ、ハチミツ、シナモンを使用したグラノーラバーに1本当たり100匹分ものコオロギ粉末が練り込まれたもの。


プロテインバーに含まれている主な栄養素はBCAA、必須アミノ酸9種、ビタミンB12、鉄分、食物繊維、オメガ3などで、乳製品や大豆、人工添加物は使用されていません。


現在クラウドファンディングサイトCampfireでプロテインバー開発のための資金調達を行っており、資金募集期間は6月3日まで。以下の紹介動画を見て見ると、実態が分かりやすいかもしれません。


また、6月2日には同社が入居する京都市上京区の「Impact Hub Kyoto」で、コオロギを使った昆虫食パーティーも実施。ランチ(12~14時半)とディナー(19~21時)の2部構成で、参加費は「お気持ち」か「クラウドファンディングでの支援」とのこと。なお、参加にはこちらのフォームから申し込みが必要です。


ちなみにコオロギは昆虫食の中でもイナゴやハチノコと並んで最もハードルの低い食材のひとつ。

世界で最も予約の取りにくいレストランとして知られるデンマークの「Noma」が食材として用いたことは大きな話題となり、日本でもコオロギラーメンには長い行列ができました。

筆者も昆虫食のイベントで食しましたが、柔らかく本当にエビのようなふわっとした香ばしさがあり、純粋に食材として美味しく楽しめるものであることは保障します。

BugMoは現在滋賀県東近江市にオロギを安定的に養殖するためのパイロットファームを準備中とのこと。これからの展開が気になる方は実際にパーティーに足を運んでみてはいかがでしょうか?

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