4月15日に発生した大規模火災で甚大な被害を受けたパリのノートルダム大聖堂の貴重な19世紀の写真の数々です。
2019年4月15日、フランスの首都パリのランドマークのひとつとして世界的に知られる世界文化遺産のノートルダム大聖堂で火災が発生し、尖塔が崩壊し中央部分が崩落するなど、極めて甚大な被害が発生しました。
1163年に着工されて最終的な竣工は約2世紀後の1345年。フランス革命後には破壊と略奪が行われましたが、1804年にはナポレオンの戴冠式が行われたことでも知られています。
そんなノートルダム大聖堂ではヴィクトル・ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」出版に伴って全面的な復興が行われ、これまで私たちが目にしてきた形へと大規模な補修が行われてゆきます。
これらの写真はそんな19世紀のノートルダム大聖堂を写し取ったものです。
今回焼け落ちたとされる尖塔が写っていない写真もありますが、過去にも何度も落雷などで尖塔は焼失しており、私たちの知る姿の中には19世紀の大修復によってもたらされた部分もあります。
また、今回の火災でも重要な文化財の多くは救出されたとのこと。今後長い時間が掛かるかも知れませんが、いつかノートルダム大聖堂は19世紀の時と同じように見事な復興を見せてくれるはずです。
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