【北欧通信 Vol.13】川がそのまま温泉!アイスランドのレイキャダルールまでトレッキングしてきました【前編】


温泉マニアにとってはブルーラグーンを大きく超える最高の温泉がアイスランドにはありました。

川がそのまま温泉、といえばBUZZAP!で以前取材した秋田県の川原毛地獄が素晴らしかったのですが、ここに勝るとも劣らない見事な温泉がアイスランドにもありました。

それがアイスランド南部の街、セールフォスから17kmのところにあるレイキャダルール。


ここに行くなら早めの時間帯から歩き始める事を推奨します。駐車場に到着したのは現地時間で朝8時頃でしたが、既に車で埋まっています。

また駐車場より先には売店などはないため、先にしっかり準備しておきましょう。トイレもここで済ませておくこと。右側の建物にありました。

装備は運動靴程度で大丈夫ですが、水着とタオル類は必須。また歩いて温泉に入れば喉も渇くので、ドリンクもしっかり用意しておきましょう。ゴミはここまで持ち帰って捨てること。

辺りの景色は非常にのどかです。

川を渡りますが、この川はまだ温泉ではないようです。

このゲートを潜って登山が始まります。しかし何のゲートなのでしょう?

レイキャダルールの温泉まで3kmとのこと。

ですが看板を見ると分かるように、しっかりとした登りなので甘くは考えない方がよいでしょう。

と、登り始めてすぐに白い湯気が立ち上っているのが見えます。

近づいてみると、これも源泉。期待が膨らみます。

日本ではレイキャダルールはまだ極めてマイナーですが、観光客は既に結構多め。

彼らの後を付いていけば基本的に迷いません。

道中は基本的に木々のない草原のような風景の中を歩きます。高山地帯をトレッキングしているかのような気分に。

もうここまで登ってきました。でもここからが本番です。

草花と共に荒れ地も目立ちます。

そして、この道は気持ちいいのですが一点極めて不快な事があります。それが蠅。写真に写っているのが見えますでしょうか。ひっきりなしに多くの蠅が頭の周りを飛び回ります。理由は後ほど判明しました。

さて、ひと山越えたかと思えばその先にも道が続きます。景色が雄大なので飽きないのですが、そろそろへばっている観光客も。

川が大地を削って流れているのがこの上なくよく分かりますね。

火星をテラフォーミングできたらこんな光景になるのではないかとふと思ったり。

はるか遠くに湯気が見えます。もう少し…でしょうか?

時折足下にはこんな高山植物も。

高原のような場所に辿り着きました。

すると、いました。大量の馬です。実はタイミング次第では駐車場から馬に乗ってここまで来れるのです。
ということで、大量の蠅の原因も分かりますね。馬の糞です。それなりに処理はしているはずですが、やはり寄ってきてしまうのでしょう。

ここからは乗馬で進むのは禁止です。

なだらかな高原に小川が流れている、なんとも天国的な風景の中を歩きます。

先ほどの湯気でしょうか。
ついに源泉エリアに到着です。100度で沸き立つ源泉があちこちにあります。



あまりに熱いためここに入ることはもちろんできません。


ちょっと覗き込んでみましょう。


さて、この源泉地帯を抜けるといよいよ温泉に辿り着きます。後編ではその天国の情景をお届けします。

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