【北欧通信 Vo.17】青く透き通る激流、アイスランドのブルーアルフォスの滝を巡る冒険



アイスランドの観光名所が集まるエリア、「ゴールデンサークル」の中に訪れる人の少ない隠れスポットがあります。原野を歩き、冒険の旅に出てみました。詳細は以下から。

多くの観光バスがひっきりなしに行き交い、世界各国の観光客が溢れるアイスランド観光のメッカ、ゴールデンサークル。先にレポートしたゲイシール間欠泉やグトルフォスの滝、シンクヴェトリル国立公園などの多くの観光地がこのエリアに集まっています。

ですが、その中に人知れず青く透き通ったブルーアルフォスの滝がひっそりと佇んでいるのです。


ブルーアルフォスの滝があるのはグトルフォスの滝から35号線を戻り、南に折れず西の37号線に入った先。およそ25kmで30分程度なのですが、Google Mapを見ながら向かうとちょっとしたトラップがあります。

37号線から北上して滝に向かう小道があるのですが、ここが通行止め扱いになっていて入れません。恐らくは生活道路と思われる道なのですが、ここからのアプローチはできません。

ではどうすればいいかというと、37号線を走っていると2km先にブルーアルフォスの滝入口という看板が。実際に走ってみると川沿いにありました。オフィシャルの駐車場です。


とはいえ、なんのことはない単なる川辺の広場。ずらりと車が並んでいるので見落とすことはなさそうです。



人が奥の方に歩いて行きます。どうやらこの道でよさそう。



馬たちがのんびりと草を食んでいます。のどかと言うには景色がなんとも雄大です。



馬たちはどうやらかなり人に慣れている様子。逃げるどころか人々と親しげに遊んでいました。


倒れた案内板にブルーアルフォスの文字。道にはウッドチップが敷き詰められており、どうやらここはやはりオフィシャルな道のようです。

ドラクエなどの草原を渡る道というのはこんな感じだったのでしょうか。冒険気分が沸き上がってきます。


ですが昔はこんな道はなかったはず。こうした草原を渡って人々は移動していたのでしょう。


見回してみました。


さっきの川に出ました。ここからは川べりを歩きます。控えめに言って、最高に気持ちいい散歩です。


水は美しく澄み渡り、草花は生き生きと咲き誇っています。天国的な光景が続きます。


時折曲がりくねった支流が川に流れ込みます。小さな木の橋が架かっている辺りもドラクエっぽさあります。




そしてちょうど中間地点辺りでしょうか。フェンスがあり木製の階段を渡って進みます。ドラクエならここから敵が強くなる合図ですね。


そして実際、ここから景色が大きく変わり、低木林が現われます。


流れ込む支流もちょっとワイルドな感じに。雨が降っている時は全身用の雨具としっかりしたトレッキングシューズなどがあった方がよいでしょう。



このような藪の中を潜り抜けていきます。場所によっては少なからず入り組んでいるので注意です。



少し上り下りもあり、川沿いは落ちたら危険な感じ。雨天時は危ないと思ったら引き返した方がよいでしょう。



小さな滝が現われました。確かに青く透き通っています。これは期待できそう。




さらに低木の間を歩いて行きます。



ちょっと開けてきました。川の音も大きくなってきており、近そうです。



滝が見えてきました。



息を呑む程の青さです。






ものすごい水量。動画だとこの迫力です。


ここまでは片道約2km、30分ほどのトレッキングになります。往復1時間半は見ておいた方がよく、天気が悪い時は足下が滑る可能性があるため、しっかりとした装備があった方がよいでしょう。

軽装で途中まで行って天気が悪くなった場合は迷わず引き返すこと。季節や時間帯によってはそれなりに観光客とすれ違いますが、助けを得るのが難しい場合もありそうです。

駐車場まで戻ってきたところ、さっきの馬たちが間近まで遊びに来ていました。



触っていいのかな…と躊躇していたところ、さあ撫でろとばかりに擦り寄ってきました。



さて、さらにここから大西洋中央海嶺の地上露出部分であり、中世アイスランド民主主義発祥の地「アルシング」を擁する世界遺産、シンクヴェトリル国立公園に向かいます。

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