「Galaxy Fold」などと異なり、縦に折りたためることで話題を集めた折りたたみスマホ「Motorola razr」のディスプレイに生産上の問題が発生しています。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、Motorolaは「Motorola razr」の有機ELディスプレイ供給元を台湾AUOから中国のBOEおよびCSOTに変更したそうです。
これはAUOが発注されたパネルを満足に生産できなかったことを受けたもの。AUOは世界5位の液晶メーカーですが、有機ELパネルの生産にかけては韓国SamsungやLG電子どころか中国勢にも及ばない状況であることが見てとれます。
2019年版「Motorola razr」。6.2インチHD (2142×876p)有機ELディスプレイにSnapdragon 710、6GB RAM、128GB ROMを備えたモデルで、縦に折りたたむことでガラケーライクに利用できます。
閉じた時は背面ディスプレイを活用。見れば見るほどガラケー感があります……
有機ELディスプレイで先行する韓国メーカーに猛追する中国勢。日本や台湾勢がキャッチアップする余地は残されているのでしょうか。
・関連記事
ジャパンディスプレイ初の有機ELついに出荷開始、独自技術で高精細・低消費電力・長寿命化を実現 | BUZZAP!(バザップ!)
iPhoneに安価な「中国製有機EL」採用へ、Samsungの牙城崩れる | BUZZAP!(バザップ!)
高性能な次世代の「MicroLEDディスプレイ」を京セラが開発、液晶や有機ELを超える表示性能に | BUZZAP!(バザップ!)
【コラム】韓国への有機EL材料輸出規制、回り回って日本メーカーへのダメージに | BUZZAP!(バザップ!)
超軽量なのに高性能な「AQUOS zero2」レビュー、シャープ独自開発の4倍速有機ELディスプレイでゲームも快適 | BUZZAP!(バザップ!)