「格安5Gスマホ」が新型コロナ経済対策の一環に、Sub-6採用でアメリカのミリ波を大きくリードか



新型コロナウイルスで冷え込んだ経済の起爆剤として、中国が「格安5Gスマホ」を活用するようです。詳細は以下から。

台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、中国のスマホメーカー各社が「格安5Gスマホ」の開発に熱を入れているそうです。

これはパンデミックの影響を強く受けている携帯電話市場において、需要を喚起する起爆剤としての活用が期待されているもの。

具体的には3000人民元(約4万5700円)未満での展開を意識しており、4Gスマホを置き換える強力な価格設定となるほか、アメリカへの依存を避けるために、台湾のチップセットメーカーへの依存度を高める見通しとされています。

Huaweiに続きXiaomi、OPPOなどの中国メーカーが参入を果たした日本の携帯電話業界に対しても大きなインパクトがあるとみられる「格安5Gスマホ」。

格安5Gスマホは中国が推進する「Sub-6」と呼ばれる周波数帯をサポートするため、アメリカが主導する「ミリ波」陣営を大きくリードすることとなりそうです。

ちなみにSub-6は6GHz以下の周波数帯を用い、ミリ波(mmWave)は24GHz~100GHz帯を採用。周波数が高くなればなるほど大容量通信を利用できますが、どんどんエリアが狭くなります。

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