河原を掘ってマイ露天風呂をつくれちゃう、熊野の「川湯温泉」レポート

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川がそのまま温泉!というのは温泉ファンにとっては理想的な桃源郷の形です。

以前Buzzap!では滝がそのまま温泉という秋田の秘湯、川原毛大湯滝を紹介しましたが、今回は河原を自分で掘って川の水とお好みのミックスをしながら楽しめる温泉です。

Buzzap!取材班が向かったのは熊野古道でも有名な熊野本宮大社からもほど近い、和歌山県田辺市の川湯温泉です。


十津川村の谷瀬の吊り橋からさらに国道168号線を1時間ほど走ると川湯温泉に到着です。


ここは吉野熊野国立公園の中。


集落の東の端に駐車場があります。車を止められるのは基本的にここだけなので要注意。


更衣室や公衆トイレも完備されていますが(新型コロナのため現在更衣室は使用不可)、36台しか止まれません。連休は朝一に到着しなければ入れないと考えておいた方がよいでしょう。


ここから温泉街を歩いて河原に向かいます。


適当な降り口を見つけて河原へ降りましょう。


すると、河原にこんな感じのプールがたくさんできています。そう、昨日までの先客の誰かが作ってくれている露天風呂です。



このように大小さまざまな露天風呂ができており、お湯の熱さもそれぞれで違います。



自分で一から掘っても構いませんし、誰かの作ったものをリサイクルするのだって自由。とはいえすでにある露天風呂はちゃんと暖かいので使わない手はありません。



まずは先客のいない調子のよさげな露天風呂に足を突っ込み温度を確認。暖かければお邪魔します。



よし、ここに決めた!


このような流れ込み口の石を除けたり積んだりして川の水の流入量を調節し、温度を変えます。大き目のスコップがあってもよいですが、なくても十分楽しめます。近くの温泉旅館の宿泊客が旅館からスコップを借りて掘り返しているのを見るとちょっと自分もやりたくなりますが…。



いい感じになったらのんびり露天風呂に浸かります。浅いので岩盤浴風に寝ころぶのがおすすめ。頭のところに敷く小さなマットなどがあると便利でしょう。その時の動画です。


サウナ好きは「サウナ!水風呂!外気浴!」でととのいますが、ここでは「マイ露天風呂!清流!外気浴!」でバッチバチに整います。背中からじんわりと石とお湯に温められ、きらきらと魚の泳ぐ清流に飛び込んでリフレッシュ。

ええ、控えめに言って極楽浄土です。天国の河原を掘ったらこんな温泉が湧いてくるに違いありません。

持ち物としてはタオルと着替え、座るためと頭の下に敷くピクニックシートのような濡れても使えるマット、浮き輪などの川遊びグッズ、着替える時用の大き目の布やバスタオルなどがあると便利。温泉街なので自販機もありますが、体感以上にのぼせるので飲み物は水筒などで多めに持ち、帽子のような日除けもあった方がいいでしょう。

なお、人が多過ぎる上に目の前が車の通る道なので全裸遊泳は諦めましょう。水着なんて嫌という人には温泉街の中に公衆浴場があるのでこちらもおすすめ。朝6時半から午後8時まで営業していて大人250円と格安。きわめてシンプルですが癒量豊富で熱々です。



また、温泉街の中央に吊り橋があり、対岸には作り付けの大き目の露天風呂があります。


吊り橋から上流方面。清く正しい温泉街という感じですね。


こちらが下流方面。左手奥が河原を掘って露天風呂を作るエリアです。右手の対岸に露天風呂が見えています。



吊り橋を渡ったら薬師広場という静かな広場になっています。


広場の隅にある細い階段を下りて河原に出ます。


すると露天風呂は目の前。


しっかり作り込まれています。奥には屋根があり、荷物などを置くにも便利。ただしこちらも要水着です。


朝一に訪れた際の露天風呂。旅館の泊り客らが朝風呂に来ています。立ち昇る湯気がなんとも言えませんね。



さて、駐車場が小さいと書きましたが、実はこの川湯温泉から徒歩10分弱のところに川湯野営場という名のキャンプ場があります。


こちらは予約不要で宿泊料も安く、デイキャンプも可能なため、こちらに車を止めて利用することも可能です。なお、コスパ的にもどうせならキャンプ込みで楽しむのがよりおすすめ。


ただし、予約不要で利用できるため連休中は非常に混雑します。初日の早い時間に到着しないと駐車スペース的にもテントスペース的にも結構大変。


対岸から見るとこんな感じ。ちょっとした野外フェスのような状況です。ちなみにキャンプサイトの前の川は温泉ではありませんが川遊びにはぴったりで、朝から夕方まで大人も子供も遊びまくっていました。


ということで、河原を掘ってマイ露天風呂をつくれるというだけでこの上ない最高の温泉なのですが、滞在や宿泊込みでがっつり遊べるスポットとなっています。熊野詣でと組み合わせてもよいですし、楽しみ方はいろいろです。

なお、12月から2月末日には川をせき止めての仙人風呂という巨大露天風呂が作られます。寒い冬に青空や星空を眺めながらの野趣あふれる温泉を楽しむことまでできてしまいます。

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