「熱で壊れる」シャープ初の5Gルーター「Wi-Fi STATION SH-52A」も不具合で大炎上、異常な消費電力やフリーズ、本体変形などトラブル多発で設計に問題か



お手ごろ価格で5Gを楽しめるはずのスマホが、購入3ヶ月で強制的にスマホライフを終了させるシロモノだったことから大炎上した「AQUOS sense5G(初報続報」に注目が集まる中、同様の不具合が頻発しているシャープ製品が他にもあることが明らかになりました。詳細は以下から。

それがこの「Wi-Fi STATION SH-52A(以下SH-52A、2020年6月発売)」。5GのSub-6とミリ波両方に対応したシャープ初の5Gモバイルルーターで、下り最大4.1Gbpsの超高速回線を最新の「Wi-Fi 6」や2.5GBASE-Tの超高速有線LAN、USB3.0ケーブルなどで利用できます。


最新要素を盛りまくっただけあって、7万円弱と決して安くないSH-52A。しかし以前から「本体が熱くなる」という声が多く、中にはヒートシンクを20個付けた猛者までいました。



その熱さはヒートシンクを使っても表面温度が40度を超えてしまうほど。「充電できなくなる」「シャットダウンする」「通信が頻繁に途切れる」などのトラブルに見舞われたユーザーが冷却に苦労していることがよく分かります。




エアコンをかけた部屋でも不安定になるため、ファンを外付けしたり、通信速度を落とすことでようやくまともに使えるSH-52A。




スマホでテザリングした方が通信が安定してバッテリーも減らない」という、身も蓋もない報告まであります。


そして今年の夏、確認されたのが突然「濡れた状態で充電しないでください」と表示されて本体を初期化すらできなくなるケース。おそらく熱で完全に壊れてしまったものとみられます。



ある日突然Wi-Fiが切れたり再起動を繰り返すようになるAQUOS sense5G同様「故障で交換してもまた同じ不具合が出た」という報告もあるSH-52A。修理を巡ってトラブルも起きており、製品の欠陥を認めてリコールすることを求める声まであります。



そして極めつけがこちら。使っているうちにバッテリーが膨張して本体が変形します。




大画面スマホと並べて遜色ないほど大きく厚みもある一方、バッテリー容量は4000mAhと控えめで5G連続通信時間も最大290分(4時間50分)にとどまるSH-52A。

「電源オフなのに一晩でバッテリーが25%減った」「充電器をつないでいるのにバッテリー残量ゼロ」など、モバイル機器として根本的な部分にも問題があります。




つい先日品質改善をうたうアップデートが提供されましたが、最初から本体の排熱設計に問題がある時点でソフトウェアでの対応には限界があるため、これぞまさに「焼け石に水」かもしれません。

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