NTTの完全子会社となったドコモが今度はNTTコミュニケーションズとNTTコムウェアを子会社化。この上なく巨大な「新ドコモグループ」が誕生しています。詳細は以下から。
NTTドコモのプレスリリースによると、ドコモは2022年1月1日付けでNTTコミュニケーションズの全ての株式とNTTコムウェアの株式の66.6%をNTTから移管し、子会社化するそうです。
これはNTTによるNTTドコモの完全子会社化に対し、KDDIやソフトバンクなど通信各社が提出した意見書でも触れられていた内容。意見書の要望の2番目には以下のように記されています。
2. 「情報通信行政検証委員会」の検証結果を踏まえ、「公正競争確保の在り方に関する検討会議」の報告書の措置内容が十分なのか、さらに強化すべき措置内容がないのか等、改めて議論を行い、当該議論の結果を報告書に反映すること。それが完了するまでの間、NTTドコモによるエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社及びエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社の子会社化といった、NTTドコモの完全子会社化を踏まえた一連の統合・再編成等について一方的に進めることのないよう、総務省がNTT持株等を指導・徹底すること。この要望を総務省がどのように取り扱って今回の子会社化に至ったかは現時点では不明。ドコモのさらなる巨大化は日本の通信事情にどのような影響を及ぼすことになるのでしょうか。
(意見書より引用)
なおドコモはNTTコミュニケーションズ、NTTコムウェアと共に「新ドコモグループ」として統一の法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するとのこと。
大企業から中小企業までを、5G・IoTといった先端ソリューションも駆使しつつワンストップでサポートし、「モバイル・クラウドファースト」で社会と産業にイノベーションを創出するとしています。
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