Apple純正モニター「Studio Display(22万円)」に不具合続出、被害者の会が結成されてしまう



2022年春に登場したAppleの純正モニター「Studio Display」。

22万円という素人ではうかつに手の出せない高級ディスプレイに続々と被害報告が上がっています。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、Appleは1599ドル(約22万円)で販売していたディスプレイにスピーカーの問題があることを認めたそうです。

使用していると「音声が予期せず突然切断する」「高速でオーディオが再生する」「音質の歪み」「途切れ途切れの再生」など、オーディオ関連の問題が発生するおそれがあるとのこと。

Appleによると、問題が発生した場合の解決策として、「ディスプレイの電源プラグを抜き、接続されているアクセサリーやデバイスのプラグを抜いて10秒待ってから、再び電源を繋ぐ」ことが必要だとしています。

問題になっているのはAppleの27インチ5K Retinaディスプレイ「Studio Display」で、価格は1599ドル、日本のApple Storeでも税込21万9800円です。


解像度こそ5K(5120 x 2880)と高いものの、リフレッシュレートも高くなければHDRにも対応しておらず、性能としては正直割高感のある製品です。

内蔵されたオーディオ、マイク、カメラについても「Macのために作られた中で、最も原音に忠実なサウンドを響かせるスピーカーシステム」「スタジオ品質の3マイクアレイ」「センターフレームに対応した12MP超広角カメラ」と大々的に宣伝されています。


しかし、Studio Displayのマイクとスピーカー両方に関する問題は数ヶ月前から顧客から報告されており、ここ数週間で報告がより頻繁になってきているとのこと。

Twitter、Appleサポート、海外のメディアのフォーラムなどでは、22万円のディスプレイを購入し人柱となった何百人もの顧客が恒常的な解決策を求めており、被害者の会となっている状態です。

Appleはこれがハードウェアの問題ではないとし、将来のiOSアップデートで問題が解決するとしていますが、「電源を抜いて10秒待つ」という一時しのぎのような解決策しか提示しないことに対し、顧客たちは不満をつのらせています。

・関連記事
Appleが日本市場のみ大幅減収、記録的な収益達成も円安直撃 | Buzzap!

「AirPods」が特許侵害だとオーディオメーカーがアップルを訴訟、しかし裁判前に和解 | Buzzap!

まもなく登場の「Apple Watch Pro(仮)」、大画面で耐久性アップも『デカすぎて一部の顧客にしか受けない』と酷評される | Buzzap!


フォローして最新情報を手に入れよう

ハードウェアに関連した楽天商品(PR)