「Pixelが売れればSamsungが儲かる」
そんな仕組みが出来上がっていることが明らかになりました。詳細は以下から。
調査会社「Counterpoint」のレポートによると、「Pixel 7 Pro」128モデルの製造原価は約413ドルだそうです。
そしてPixel 7 Proに搭載されている部品のうち、最も高価なのがSamsung独占供給の有機ELディスプレイ。太陽光下でも見やすい1500nitの高輝度を実現し、消費電力を削減できる10~120Hzの可変リフレッシュレート対応の高解像度(3120×1440)パネルは全体の20%を占めているとのこと。
ほかにも同社は「Tensor G2」プロセッサや5000万画素メインカメラの「ISOCELL GN1」センサー、望遠カメラおよび前面カメラ用のLSIイメージセンサー、そして通信システム全体 (5Gベースバンド、トランシーバー、サブ6GHz用の電力トラッカー)を供給しています。
内訳をグラフで見るとこんな感じ。Samsung製の部品コストは全体の51%を占める一方、Googleが自ら手がけている部品は7%にとどまります。
ディスプレイやプロセッサ、メモリ、ストレージ、カメラ、モデムなど、携帯電話を作るのに必要な部品の大半を自前で供給できる唯一のメーカーだからこその結果といえるのかもしれません。
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