「Snapdragon 8 Gen 3」に暗雲、iPhone 15 Proの「Apple A17」などがTSMCの3nm製造ラインを独占する事態に



長らく続いた発熱問題をクリアし、低消費電力と高性能を実現したことで高い評価を得ているクアルコムの最新プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 2」。

当然その後継モデルにも期待が寄せられるわけですが、思わぬ落とし穴が待っているようです。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、TSMC最新の3nmプロセス「N3」が出荷数・歩留まりともども想定を上回る好成績を収めたそうです。

これは部材メーカー関係者が明かしたもので、より電力効率の高い「N3E」もまもなく生産に入るとのこと。

現在TSMCの3nmプロセス製造ラインはAppleが100%独占しており、iPhone 15 Pro向けの「Apple A17」や新型MacBook向けの「M3」の生産が最優先で進められるとしています。

なお、ここで問題となってくるのが「クアルコムやMediaTekは3nmプロセスの製造ラインを使えるのか」という点。

両社ともAppleに追随してはいるものの、少なくとも現時点ではSnapdragon 8 Gen 3などが製造される予定であることは明かされておらず、よしんば使えたとしても生産数が大きく絞られる可能性があるとされています。

Appleに大きく水をあけられてしまいかねないだけに、今後が非常に気になる製造ライン争奪戦。続報が待たれます。

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